
アフリカのサッカー指導・指導者や指導資格に興味があるけどインターネットで調べても詳しい情報が見つかりません。できれば実体験に基づくお話が聞きたいのですが・・・
編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。本記事はこんなお悩みを解決します!
✔本記事の内容
・アフリカ大陸指導者ライセンスとは?
・アフリカ大陸指導者ライセンス取得までの期間
・アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)受講環境
・アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)カリキュラム
・アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)講習内容
・アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)講師(インストラクター)について
・アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)まとめ
✔本記事の信頼性

・アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)・B級所持
・アフリカ大陸で元プロサッカー選手
・アフリカでのサッカー指導歴約4年
本記事を書いている編集長はアフリカでのサッカー指導経験4年以上、サッカー選手としての経験は1年あります。また日本初のアフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)・B級ホルダーです。今回は、そんなアフリカサッカー最前線で得た生の情報をあなたにお伝えしたいと思います。
アフリカ大陸指導者ライセンスとは?
アフリカ大陸指導者ライセンスを保持することで、アフリカ大陸全域でサッカーの指導者としての仕事に就けるようになります。
(ボツワナから来たコーチたちとの休憩中のひと時)
具体的なライセンスのレベルとそれに伴う仕事の範囲は以下のようになります。
ライセンス | 指導可能レベル |
CAFC | U-18まで、2部リーグコーチ |
CAFB | 2部リーグ監督、1部リーグコーチ |
CAFA | 1部リーグ監督、ナショナルチーム監督 |
CAFPRO | すべて |
アフリカ大陸指導者ライセンス取得までの期間
CAFライセンスは各級によって要する期間が異なります。
(座学の様子)
具体的には、以下のスケジュールになります。
ライセンス | 期間 |
CAFC | 16日間 |
CAFB | 1か月 |
CAFA | 2か月 |
CAFPRO | 1年 |
日本のライセンス取得と期間的には同じような印象を受けますね。
アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)受講環境環境
CAFライセンス取得のための講習は基本的に合宿形式になります。
定員が30名なので、30名一部屋という場合が多いです!(涙)
しかし、苦楽を共にすることで最後にはとっても仲良くなることができるのです!
アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)カリキュラム
受講期間に休みはありません。
そして、合格のためには、以下の試験で8割以上の得点を取る必要があります。
✔指導実践2回
✔スポーツメディシン筆記
✔セオリー筆記
✔ルール筆記
✔プレゼンテーション(与えられた課題に対して)
これらを3日間に分けて実施するために、連日徹夜で勉強です!
アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)講習内容
内容はUEFAのコーチングコースを基に構成されています。
C級では、個人戦術から栄養面に至るまでの基本的な知識を習得することができます。
基本的に午前中から昼までは座学。
昼食をはさみ、昼から夜まではグランドで指導実践。
夜は宿題とグループワークというスケジュール感で進みます。
アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)講師(インストラクター)について
講師の方は、FIFAから認定されたインストラクターです。
2017年現在アフリカには100名前後のFIFA公認指導者が登録されており、彼らが指導に当たってくれます。
気になる受講料は?
受講料は各レベルによって異なります。
ライセンス | 期間 |
CAFC | 400USドル(約4万8千円) |
CAFB | 600USドル(約7万2千円) |
CAFA | 800USドル(約9万6千円) |
CAFPRO | 1200USドル(約14万4千円) |
日本からすれば妥当、もしくは割安に見えるかもしれませんが、アフリカではとても個人で支払える値段ではありません。
多くのコーチは所属しているチームに支払ってもらって受講しています。
アフリカ大陸指導者ライセンスC級(CAFC)講習まとめ
【講習時期】
2015年7月
【場所】
ジンバブエ協和国
ワンゲ
【講習人数】
20名
【著者が感じたCAFの特徴】
・1日の受講時間が長い!(朝8時~夜 12時まで)
・インストラクターの話が長い!※時には雑談で一コマ終わることも!
・環境が良くない!
・水、電気がない日が約3分の1…
【CAFを受講するメリット】
・コーチとのキズナが深くなる!(中には未だに連絡をとるコーチも)
・アフリカの指導の現状を知ることができる!
・アフリカの中でも、国によって指導方法が異なることがわかる!
(ジンバブエ、ザンビア、ボツワナ、モザンビーク、南アフリカ人と共に受講)
厳しい中にも多くの楽しさがあり、非常に良い経験となりました!
(全日程を終える頃には親友となっています(笑))
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【編集長が代表を務める国際NGO】
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