「アフリカの奇跡」
「アフリカのシンガポール」
近年そんな言葉で揶揄されるほど抜群の存在感と圧倒的な成長を遂げている東アフリカに位置するルワンダは人口1100 万人。関東地方より少し大きい。
なんといっても注目されるのはそのビジネス環境。
ルワンダのビジネス環境は「中国をも上回る!」とまで言われる。
今回は、そんな起業家を惹きつけて止まないルワンダの魅力について迫る!
それではなぜ、ここまでルワンダが注目されているのか?
まず挙げられるのは「アフリカの奇跡」と呼ばれる復興を成し遂げたこと。
実は、「ホテルルワンダ」で知られる大虐殺から2017年まで実にGDP成長率は平均で7%を超える。
それだけにとどまらない。
世界銀行が毎年発表している、世界189カ国・地域のビジネスのしやすさを順位付けしたビジネス環境ランキングでは、全体で64位とアフリカで2番目に良い評価を得ている。
その中でも特に注目を浴びているのが「ICT」を中心とした発展である。ルワンダ政府は積極的に海外へ若者を留学させ、その知識を自国に還元させる。また、外国の投資家を積極的に受け入れ、ビジネスを展開させることで「雇用」を創出している。
そんな経済大国に著者が到着してまず感じたこと。
それは、
「前に進んでいる!」という確かな雰囲気。
いたるところで道路が整備され、建物が立ち、活気に満ち溢れている。
実は、似たような感覚をボツワナにいた際にも感じた。
これはもしかしたら、アフリカの中の優等生と位置付けられる国に共通した「匂い」なのかもしれない。
著者は運よく、ルワンダの政府関係者と話をする機会を持ち、ルワンダで盛んなビジネス情報を収集することができた。
この場を借りてそれを共有させていただく。
その内容とは、
・車貸し出しサービス(レンタカー事業)
・エネルギー開発事業
・MADE IN RWANDA商品の開発事業
・車のタイヤ関係の事業
・鉱山事業
・コーヒー事業
といったもの。
しかし、これらの事業は「個人」で進出することを考えるといささか資金的にも人脈的にも難しい。
そこで、ビジネスに関して素人ではあるが、著者が生活する中でチャンスだと感じたこと、需要がありそうだと勝手に思ったことをここに列挙。
・レストラン事業(競合他社が多いが・・・)
・バイクの部品事業(バイクタクシーが多いため)
・スポーツビジネス事業
・車の「カーナビ」修理事業(日本からの中古車のカーナビを現地仕様にしてほしいという人が後をたたない)
・エクステ事業
などがそれである。
あなたにもできることがあるのではないだろうか?
最後に。
ここで頑張っている日本人の実業家の方たちは本当にたくましい。
また、しっかりと現地に雇用を創出していることも素晴らしい。
そして何より、通常アフリカでビジネスをするためにに一番高いハードルと言われる「労働ビザ」を取得することが非常に容易であること。
「英語」があまり通じないというデメリットはあるものの、この可能性にあふれたルワンダという国に新たな挑戦者が挑むことを願ってやまない。