こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
今年2018年からプレミアリーグのエバートンへと返り咲いた、遅咲きの25歳。
数々のクラブを渡り歩きながらも己を強く持ち、輝きを取り戻したストライカーをご存じでしょうか?
これまで幾度となく壁にぶつかった彼だからこそ、今の輝かしい姿があることを知っている人はなかなかいません。
今回は、そんな遅咲きのストライカーにアッセ選手について特集していきます!
“バイエ・ウマル・ニアッセ”
彼の武器は何といっても「シュートセンス」です。
強靭なフィジカルを持ちながら、足元の技術は天下一品。
ゴール前での嗅覚。
強烈なミドルシュート。
どこからでもゴールを奪える、驚異のストライカーなのです。
彼はこれまで6チーム5か国に渡りプレーし、チャンスが来る日を虎視眈々と狙ってきました。
US ワカム(2008-2013)セネガル
ブラン(2012)ノルウェー
アクヒサル(2013-2014)トルコ
ロコモティフ(2014-2016)ロシア
エバートン(2015-16)イングランド
ハル・シティ(2016-17)イングランド
エバートン(2018)イングランド
ニアッセの原点
彼は、US ワカム(ダカール部)で生まれて、ニアッサは彼のフットボール経歴を故郷クラブUS ワカムで始めます。
セネガルリーグで21ゴールという実績を残し、その実績が認められ、ティッペリーガエン(ノルウェー)・ブランで半年の契約を勝ちとりました。
しかし、不運にもケガにより出場3試合で解雇という形で終わり、セネガルへと帰国を余儀なくされ、スュペル・リーグ(トルコ)アクヒサルでは15ゴールを記録。
さらに、ロシアプレミアリーグ・ロコモティフに移籍して活躍。
これが認められ、ニアッサ念願の世界最高峰プレミアリーグ・エバートンへと移籍を果たすことになるのです!
大きな挫折
・奴隷という言葉は言い過ぎかもしれないが、とても困難なものだった
・クーマンが来て、私は破壊のターゲットにされた
と彼はエバートン時代を振り返ります。
不運にも、当時の監督ロナルド・クーマンの構想とは異なりました。
そして、彼はこう続けます・・・
彼は私を諦めさせた。出て行かせようとして良くないことをたくさんした。
私からロッカーや背番号を取り上げた。食堂からも追い出した。練習からも排除された。
ロッカーもないU-23チーム送りになった。リザーブメンバーでの試合出場までもさせなかった。
プロの世界の厳しさに直面したのです。
しかし、クーマンを擁護するわけではないが、クーマンに対する見方も人それぞれです。
彼は監督として人間としても素晴らしい。いつも僕を後ろから支えてくれる。それに彼の言っていることはすべて正しい
とフェイエノールト時代のヨン・グイディティは大きな信頼を語ります。
いずれにしても、両選手は現オランダ代表監督クーマン氏に指導を受けた選手に相違ないと言えるでしょう。
その「過酷な環境」「彼との出会い」が彼の今の強さに繋がっているのかもしれません。
ニアッセの真価
ハル・シティにレンタル移籍を経て、彼は再びエバートンに戻ることになります。
ここで、再び輝き始めることになるのです!
今季(2018年)15試合を消化して、7得点。
今や監督サム・アラダイスのサッカーには必要不可欠な存在となっているのです。
セネガルの遅咲きストライカー
彼はエバートンで爆発的な才能を発揮しています。
同時に、セネガル代表の攻撃の中心選手でもあるのです。
セネガルは毎回W杯に出場している、言わばW杯常連国のような印象を持っている人も多いように感じますが、アフリカサッカーも年々レベルがあがり、どの国が出場してもおかしくない状況となっています。
セネガル代表は、ロシアW杯アフリカ予選では3次予選首位で、4大会ぶり2度目の本大会出場を決めました。
ちなみに、W杯出場は、大旋風を巻き起こした2002年の日韓W杯以来となります。(ベスト8)
そして、2018年ロシアW杯では、日本と同じグループに属し、(以下、ポーランド、コロンビア)今回出場する他アフリカ5か国の中においても、多くのタレント選手が揃っているのです。
サディオ・マネ(リバプール FW)
カリドゥ・クリバリ(ナポリ CB)
シェイフ・クヤテ(ウエストハム MF)
イドリッサ・ゲイエ(エバートン MF)
その他にもタレント選手が揃っています。
今後もクラブと代表でのストライカーとして、彼の輝かしい活躍を期待しましょう!
【二アッセ選手のプレーはこちらから!】
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編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。
その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。
この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。
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