こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224

知る人ぞ知るアフリカチャンピォンズリーグ(CAF chanpions league)。

今回はその実態に迫っていくことにします!

CAFチャンピオンリーグとは?

まずは、CAFチャンピオンリーグの基礎知識から見ていきましょう!

・別名、CAFはアフリカチャンピォンズリーグという。
・1964年から毎年開催され、これまで54回大会にわたり行われている。
・アフリカサッカー連盟(CAF)が主催するもので、クラブチームによるサッカーアフリカ大陸選手権大会である。
・アフリカチャンピオンズカップ(1964年から1996年)の名称であったが、1997年大会からCAFチャンピオンズリーグと改正された。
・アジアチャンピオンズリーグ(ACL)と同様大陸別の大会である。
・アフリカに存在するリーグ47つのリーグ(CAF加盟国)で勝ち上がった国別リーグの代表チーム59チームからNo.1を決める大会である。
・エジプト・チュニジア・コンゴ民主共和国・アルジェリア・南アフリカ・モロッコ・コートジボワール・ザンビア・コンゴ共和国・マリ・ナイジェリア(※CAFランキング順)の12カ国からは2チームの参加が認められている。

※2012年~2016年の5年間におけるCAFチャンピオンズリーグとCAFコンフェデレーションカップでの成績をポイントとして算出したものを基準にランク付けを行っている。




2018年CAFチャンピオンズリーグ出場国一覧

※赤:国名/青:チーム名

エジプト
アル・アハリ
過去最多優勝8回。39回の国内リーグ制覇。「アフリカのレアル・マドリード」
ミスル・レル・マカッサ
今季アル・アハリに次ぐ国内リーグ2位

チュニジア
エスペランス
CAFチャンピオンズリーグ 優勝(2011)チュニジアリーグ27回の優勝、チュニジアカップ15回の優勝。
エトワール・サヘル
アフリカンカップウィナーズカップ: 2回 、CAFカップ: 3回

コンゴ民主共和国
TP マゼンべ
CAFチャンピオンズリーグ5度制覇。FIFAクラブワールドカップに出場。
決勝戦でヨーロッパ王者のインテル(イタリア)に0-3で敗退、準優勝(2010年)
ASヴィタ・クルブ
国内リーグ優勝13回、CAFチャンピオンズリーグ14回の出場

アルジェリア
ESセティフ
CAFチャンピオンズリーグ制覇2回、CAFスーパーカップ優勝1回、国内リーグ今季優勝(7回目)
MC アルガー
CAFチャンピオンズリーグで優勝(1976)国内カップ(2016年)を制覇。今季国内リーグ戦2位

南アフリカ共和国
ビドベスト・ウィッツ
国内カップ優勝。今季国内リーグ初優勝。南アフリカで急成長を見せるチームの1つ。
マメロディ・サンダウンズFC
国内リーグ7度優勝。CAFチャンピオンズリーグ制覇(2016年)

モロッコ
ウィダード・カサブランカ
CAFチャンピオンズリーグ昨年の覇者(2017年)、2度制覇国内リーグ今季優勝(19回目)、国内カップ優勝9回
ディファ・ジャディディ
CAFチャンピオンズリーグ今回2度目の参加。前回は1回戦で敗退。国内リーグ今季2位

スーダン
アル・ヒラル
国内リーグ今季優勝(26回目)。国内カップ戦7度制覇。CAFチャンピオンズリーグ31回目の出場
アル・メリク
「アル・ヒラル」のライバル。国内リーグ16度制覇、国内カップ14度制覇。CAFチャンピオンズリーグ19回目の出場。

コートジボワール
ASEC ミモザ
かつて、フィリップ・トルシエ監督率いたチーム(1989~1992)
国内リーグ今季優勝(25回目)、国内カップ優勝19回。
ウィリアムズビルAC
国内リーグ今季2位。今大会初出場のチーム

ザンビア
ZESCO ユナイテッド
国内リーグ今季含め6度目の制覇。CAFチャンピオンズリーグ5度目の出場、過去ベスト4(2016年)
ザナコ
国内リーグ今季2位(リーグ7度の優勝)CAFチャンピオンズリーグ5度目の出場

コンゴ共和国
AC レオパーズ
国内リーグ今季優勝(4度目)CAFコンフェデレーションズカップ制覇(2012年)
AS オトホ
国内リーグ今季2位。CAFチャンピオンズリーグ初出場

マリ
ステイドマリエン
国内リーグ今季優勝(22回目)CAFコンフェデレーションズカップ優勝(2009年)
AS レアル・バマコ
国内リーグ今季2位。国内リーグ優勝6回。CAFチャンピオンズリーグ今回7回目の出場、過去準優勝(1966年)

ナイジェリア
プラトー・ユナイテッド
国内リーグ今季優勝。国内カップ優勝1回(1999年)
MFM
国内リーグ今季2位。「Mountain of Fire and Miraclesの略」2007年創立、2015年国内トップリーグへと昇格

CAF協会の定める1チームのみの参加となる国 (ランキング 13位~)

カメルーン
エディング・スポーツ
国内リーグ今季優勝。2012年創設

リビア
アルタハディ
国内リーグ今季4度目の優勝。CAFチャンピオンズリーグ今回2回目出場

ガーナ
アデュアナ・スターズ
国内リーグ今季優勝(2回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

タンザニア
ヤングアフリカンズ
国内リーグ今季優勝(27回目)CAFチャンピオンズリーグ今回12回目の出場

アンゴラ
アゴスト
国内リーグ今季優勝(11回目)CAFチャンピオンズリーグ今回11回目の出場、過去ベスト8(2009)

エチオピア
セントジョージ
国内リーグ今季優勝(27回目)CAFチャンピオンズリーグ今回9回目の出場

ベニン
バフレ・ボルゴー
国内リーグ今季優勝(4回目)CAFチャンピオンズリーグ今回4回目

ボツワナ
タウンシップ・ローラーズ
国内リーグ今季優勝(14回目)国内カップ優勝15回

ブルキナファソ
カディオゴ
国内リーグ今季優勝(3回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

ブルンジ
LLB アカデミック
国内リーグ今季初優勝(2回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

中央アフリカ共和国
オリンピック・レアル・バンギ
国内リーグ今季優勝(12回目)CAFチャンピオンズリーグ今回6回目の出場

コモロ
ヌガヤ・クラブ
国内リーグ今季優勝(2回目)CAFチャンピオンズリーグ今回初出場

赤道ギニア
ベガタリアノス FC
国内リーグ今季初優勝。CAFチャンピオンズリーグ初出場

ガボン
CF モウナナ
国内リーグ今季優勝(3回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

ガンビア
アームド・フォースFC
国内リーグ今季優勝(3回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

ギニア
ホロヤ
国内リーグ今季優勝(15回目)CAFチャンピオンズリーグ今回12回目の出場

ギニアビサウ
ベンフィカ・ビサウ
国内リーグ今季優勝(11回目)CAFチャンピオンズリーグ今回9回目の出場

ケニア
ゴル・マヒア
国内リーグ今季優勝(16回目)CAFチャンピオンズリーグ今回12回目の出場
CAFウイナーズカップ優勝(1987年)

レソト王国
バントゥ
国内リーグ今季優勝(2回目)国内カップ今季優勝(8回目)

リベリア
LISCR
国内リーグ今季優勝(3回目)CAFチャンピオンズリーグ今回3回目の出場

マダガスカル
CNaPS
国内リーグ今季優勝(6回目)CAFチャンピオンズリーグ今回3回目の出場

マラウィ
ビーフォワード・ワンダラーズ
国内リーグ今季優勝(6回目)CAFチャンピオンズリーグ今回4回目の出場

モーリタニア
ASAC コンドル
国内リーグ今季優勝(2回目)CAFチャンピオンズリーグ今回初出場

モーリシャス
パンプルムースSC
国内リーグ今季優勝(5回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

モザンビーク
UD ソンゴ
国内リーグ今季優勝(2回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

ニジェール
AS FAN
国内リーグ今季優勝(6回目)CAFチャンピオンズリーグ今回3回目の出場

ルワンダ
リヨン・スポーツ
国内リーグ今季優勝(8回目)CAFチャンピオンズリーグ今回8回目の出場

セネガル
ジェネレーション・フット
国内リーグ今季初優勝。CAFチャンピオンズリーグ今回初出場

セーシェル
セントルイス・サンズ
国内リーグ今季優勝(15回目)CAFチャンピオンズリーグ今回6回目の出場

南スーダン
アル・サラム FC
国内リーグ今季優勝(2回目)CAFチャンピオンズリーグ今回初出場

スワジランド
ムババネ・スワローズ
国内リーグ今季優勝(6回目)CAFチャンピオンズリーグ今回6回目の出場

トーゴ
AS トーゴポート
国内リーグ今季初優勝。CAFチャンピオンズリーグ今回初出場

ウガンダ
KCCA
国内リーグ今季優勝(12回目)CAFチャンピオンズリーグ今回10回目の出場、過去2度のベスト8(1978、1982)

ザンジバル
JKU
国内リーグ今季初優勝。CAFチャンピオンズリーグ今初出場

ジンバブエ
FC プラチナム
国内リーグ今季優勝(2回目)CAFチャンピオンズリーグ今回2回目の出場

編集長注目のチームは?

「TP マゼンベ」!

今編集長一押しのチーム!

コンゴ民主共和国と聞くとなかなか強豪国とは言えなませんが、フランス人監督フベルト・ベルドーが率いたことで急成長を遂げました。

2010年FIFAクラブワールドカップでは、インテルに次ぐ準優勝を果たしており、アフリカの8カ国から選び抜かれた選手が集まり、国内では敵なしといった感じです。

所属選手の多くが代表選手であり、今成長が著しいザンビア代表が多く、その他にコートジボワール、ガーナ代表も在籍していることが特徴です。

TP マゼンベの特徴はその「堅守」。何と言っても失点の少なさです。

今季17試合で許した失点はわずか5点。得点は36点と攻守共に抜群の安定感を誇ります。

3年ぶりの出場となる今回。

このチームからは目が離せませんね!




気になる優勝賞金は?

優勝賞金はなんと・・・250万ドル(日本円で約2億7000万円)

実は、アフリカにおいてのサッカーの価値は年々増加しています。

優勝賞金
1997年―2008年 100万ドル(日本円で約1億700万円)
2009年―2016年 150万ドル(日本円で約1億6000万円)

2017年から大幅に増額しているのが見て取れますね。

また、優勝チームにはそれに加えて、FIFAクラブワールドカップへの出場権が与えられます。

FIFAクラブチャンピオンズリーグの賞金(2018年現在レート)

優勝 500万ドル(約5億3000万円)
2位 400万ドル(約4億3000万円)
3位 250万ドル(約2億7000万円)
4位 200万ドル(約2億1000万円)
5位 150万ドル(約1憶6000万円)
6位 100万ドル(約1億1000万円)
7位  50万ドル  (約5300万円)

ちなみに、

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)
優勝賞金 400万ドル(日本円で約4億3000万円)

UEHAチャンピオンズリーグ(CL)
優勝賞金 1050万ユーロ(日本円で約13億8000万円)と桁違いです。

もちろん、これは勝利に付随するボーナス等を除いての話だそうです。




開催方式は?

昨年度覇者:ウィダート・カサブランカ(モロッコ)
参加できるチーム数は54チームの合計59チームで行われます。

※CAFのランキング制定に基いて選ばれたチーム。

その中から、アフリカのクラブ頂点を決めます。

具体的には、

予選ラウンド(Qualifying rounds)

予備予選(Preliminary round)
54チームが 27組に分かれてホーム&アウェイ方式で対戦。
勝者は 1回戦進出。

1回戦(First round)
予備予選を勝ち上がった27チームと5チームの32チームでホーム&アウェイ方式で対戦。
勝者はグループステージへ進出。

グループステージ(Group stage)
ここからは1回戦を勝ち上がった16チームによるリーグ戦(ホーム&アウェイ方式)
A、B、C、Dにグループを分けて(各グループ4チーム)対戦。
上位2チームのみがトーナメント戦へと駒を進めることができる。

トーナメント戦(Knockout stage)

準々決勝(Quarter-finals)
チーム数も8チームに絞られる。
各グループの1位が他グループの2位での対戦(ホーム&アウェイ方式)
Ex)Aグループ1位とCグループ2位での対戦。

準決勝(Semi-finals)決勝(Final)
これまで同様、ホーム&アウェイ方式で優勝チームを決める。

となっています。

2018年CAFチャンピオンズリーグの日程は?

期間:2018年2月9日~2018年11月9日(約9カ月)

予備予選 
1st leg: 2月9~11日
2nd leg: 2月20~21日

1回戦
1st leg: 3月6、7日
2nd leg: 3月16~18日

グループステージ
1試合目: 5月4~6日
2試合目: 5月15、16日
3試合目: 7月17、18日
4試合目: 7月27~29日
5試合目: 8月17~19日
6試合目: 8月28、29日

準々決勝
1st leg: 9月14~16日
2nd leg: 9月21~23日

準決勝
1st leg: 10月2、3日
2nd leg: 10月23、24日

決勝
1st leg: 11月2~4日
2nd leg: 11月9~11日

これまでにも多くのスターを輩出してきたアフリカサッカーを語る上では目が離せない戦いです。

今年のCAFチャンピオンズリーグも熱き戦いが予想されるでしょう!




お知らせ!

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