こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224

カリドゥ・クリバリ

ロシアW杯で日本と同組のタレント集団セネガル代表の一員であり、イタリア・セリエAナポリ(SSC Napoli)でハイパフォーマンスを披露するセンターバック。

現代のサッカーにおけるディフェンダーにおいてすべての資質を持ち合わせた選手との呼び声が高いDFとしてスペインの名門レアルマドリッドや古豪マンチャスターユナイテッドなどがこぞって獲得に名乗りを上げている超人気DFとして戦い評価を得ています。

現在の市場価格はリバプールにDF最高額で移籍したオランダ代表のファンダイク以上と目されているのです。

彼の最大の特徴は身長187cm、体重89kgの恵まれた体格から繰り出される“えぐり取るような”ボール奪取能力。加えてセリアAの並みいるスピードスターを完封してきた圧倒的なスピード。得意“初速”の速さはセリアAでもトップクラスとの評価を受けています。

それだけではありません。現代サッカーには必要不可欠な攻撃の起点となるビルドアップのスキルも兼ね備えているまさに近代型DFなのです。

今回はそんなアフリカが誇るスーパースター“クリバリ”選手を特集していきます!

クリバリの来歴

アフリカ・セネガル出身の両親を持ち、フランス、サン・ディエ・デ・ヴォージュで誕生しました。

その後、サッカーで圧倒的な才能を見せつけると・・・

・地元クラブ、サン・ディエ(Saint・Die)でプレー(2006年~2009年)
・リーグ・アン(フランス)に所属するFCメスでプレーのユースへ(2009年~2010年)
・FCメスのユースチームからトップチーム(当時2部)へ昇進。
・リーグ・ドゥでプロデビューを果たす。2シーズンで44試合に出場1ゴール(2010年~2012年)
・ジュピラー・プロリーグ、KRCヘンク(ベルギー)へ移籍(2012年~2013年)。2シーズン64試合に出場3ゴール(2012年~2014年)
・イタリアリーグ・セリエA、ナポリへと移籍し、驚くほどの活躍を見せている。(2014年~2018年現在)

の経緯を辿り、現在に至ります。


イタリアの強豪ナポリの大黒柱として・・・

そんなクリバリ選手は2014年7月、ベルギーを離れ、移籍金8億円で強豪チームイタリア・セリエA「ナポリ」へと移籍。

彼は2014年の加入直後から不動のレギュラーに定着し、

・リーグ戦27試合、公式戦含め通算で計39試合(1ゴール)に出場。
・2015年~2016年のシーズン 通算42試合出場
・2016年~2017年のシーズン 通算38試合出場(2ゴール)
・2017年~2018年のシーズン 通算24試合出場(4ゴール)※2018年3月現在

という実績を残し、現在セリアAで首位のナポリの代名詞とも言える堅守を担っているのは紛れもなくこのセネガル人DFなのです。

常に試合に出場し、ゴールを守り続ける文字通り、「チームの大黒柱」だと言えるでしょう。




賞賛される人間性

その事件は突然起きました。

とあるラツィオとのアウェー戦で2-0と勝利を収めたナポリ。

その試合後にファンからフランス出身でセネガル代表のクリバリが心無い人種差別的な唱和を受けるという事態が発生します。イッラーティ主審は人種差別コールが止まないことで試合を一時中断し場内アナウンスを通じてコールの中止を呼びかけるほどでした。

誰もが心配した試合後、

彼はいつもと変わらない笑顔でスタンドの子どもに自身のユニフォームをプレゼントしていました。そして、そんな姿に心を打たれた観客が次節のカルピ銭でクリバリに粋なプレゼントを用意するのです。

ナポリサポーターたちはカリドゥ・クリバリの顔写真を掲げ、激励し、スタジアム全体を埋め尽くしたのです!

【スタジアムの映像はこちらから!】

それを見た彼はこう振り返りました。

忘れられない光景だった

そして、こう続けます。

とても重要な勝利だった。僕のところに送ってくれた激励を示すためのメッセージに感謝したい。ラツィオの選手にも感謝したいが、何よりも勇気を示してくれたイッラーティ主審に感謝の言葉を述べたい。あの悪質なコールに対して、サポートしてくれたチームメイト、クラブ、そしてサポーターのみんなにもありがとうと言いたい。これからも前に進んでいこう、そして頑張ろう、ナポリ!!!

はぁ~なんと心温まる出来事でしょうか。

また、彼は今年3月にロンドンで行われたナイジェリア代表との国際親善試合の際に、セネガル選手とチームスタッフが宿泊していたホテル代を支払う資金がなかったセネガルサッカー連盟に代わって全員の宿泊代金を支払ったというエピソードも持ちます。

彼の言動の一つ一つが人々に大きな影響を与え、優しさの連鎖を生み出しているのだと言えます。




W杯に向けて!セネガルと日本

クリバリはユース世代ではフランス代表でプレーしていた経験を持ちます。

誰もがそのままフランス代表を目指すであろうと考えていた際に、かれは驚きの決断を下します。

それは、

”セネガルの血を引いている”

という理由でA代表では2015年にセネガルでのプレーを選択したのです。

言わずもがな、ロシアW杯でセネガル代表は日本と同グループ。私たちは相手が”アフリカンの荒削りなサッカーをする”というイメージを捨てる必要があります。

チームキャプテンのクヤテは、

シセ監督がすべてを変えた。マネや私が中心なのではない、最も尊重されるべきはチーム。そういうメンタリティを植え付けたのだ

と語るるように今のセネガルは優勝候補とも言える豊富なタレントを要しているのです。

カリドゥ・クリバリ(ナポリ CB)
シェイフ・クヤテ(ウエストハム MF)
イドリッサ・ゲイエ(エバートン MF)

を中心とした組織的なディフェンス陣に加え、

サディオ・マネ(リバプール FW)
バイエ・ウマル・ニアッセ(エバートン FW)

マネを中心としたスピーディなオフェンス陣。

勝負のカギはこの世界的なDFをどのように攻略するのか?

まずはこの1点に尽きるのではないだでしょうか?

【クリバリ選手の至極のプレー集はこちらから!】




お知らせ!

編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!

ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?

ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。

その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。

この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。

☆詳しくはこちらから!☆
↓↓↓

ご連絡

アフリカサッカージャーナルにおいても編集長の豊富なクラブ間、個人間の“人脈”を活かして有望な選手やクラブ間提携のお手伝いをさせていただくことが可能です!
ご興味ある方は是非こちらから!

★アフリカ選手・クラブ調査・紹介サービス

【AFRICA-SOCCER-JOURNAL公式スポンサー】
ライティング事務所PORKSTAR


【編集長が代表を務める国際NGO】
【ジンバブ侍フットボールプロジェクト(ZSNP)公式HPはこちらから!】