・ケニア経済躍進の原動力

・ケニアのスラム街を支える画期的なシステム

・世界最高水準の電子マネー

ひょっとしたら、“キャッシュレス化”という点だけ見れば、アフリカ、特にケニアは日本の数年先を歩んでいる可能性が高い。

それも、そのはず。

ケニアの90%以上の人は基本的に現金を持ち歩かない。

支払いはすべて“携帯電話”を通して行うことができるからだ。

そしてそのキャッシュレス社会を実現させているのが”モバイル送金・決済サービス“のM-PESA(エムペサ)なのである。

今回は、そんなケニア国民の生活を支えるM-PESA(エムペサ)について見ていく。

M-PESA(エムペサ)とは?

M-PESA(エムペサ)とはケニアの大手通信業者であるSafaricomが提供するモバイル送金・決済サービス。
ケニアでは公共料金や教育費などの支払いから、給料の受け取りまで今やM-PESAで賄われている。

M-PESA(エムペサ)の特徴は?

最大の特徴は、

“銀行口座を持たなくても携帯電話一つでお金の送金・受け取りが可能なこと”

というもの。

銀行口座を持たなくても、相手の携帯電話番号宛に送金を行い(店舗やキオスクにお金を預ける)、受信側も携帯電話を持って、店舗やキオスクに行ってお金を受け取ることができるのである。

これにより、貧しくて銀行口座が持てない人や、出稼ぎで街にきている労働者の田舎への仕送りが可能になり、ケニアの経済発展をさらに加速させているのである。

実際にM-PESA(エムペサ)を使ってみる

今回は著者が実際にM-PESA(エムペサ)を使ってみる。

M-PESA(エムペサ)を使うためには、M-PESA(エムペサ)アカウントを作らなければならない。

作り方は、

1. SafaricomのSIMカードを購入

2. エムペサアカウントを開設

だけである。


(アカウント開設の手続き)


(送金手数料)

ものの15分ほどですべての手続きが終わる。

その後、自分のアカウントに窓口でトップアップするとすぐに使えるようになる。

ケニアではほぼすべての場面でM-PESA(エムペサ)を使うことができる。

著者が特に便利だと思うのは市内を移動する際のUberタクシーの支払い。
ケニアではM-PESA(エムペサ)での決済が当たり前すぎて90%以上のドライバーがお釣りを持っていない。
故に、現金での支払いを拒否される場合もある。
特に、ケニアの首都ナイロビは治安が悪く、昼間でも外を歩くのは非常に危険であるからM-PESA(エムペサ)を持っておくことは非常に有効である。

また、お金の送金や受領などにも使えるため、今後ケニアで仕事を考えている人はぜひその使い方をマスターしたい。