こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224

・ケニア経済躍進の原動力
・ケニアのスラム街を支える画期的なシステム
・世界最高水準の電子マネー

実は、“キャッシュレス化”という点だけ見れば、アフリカ、特にケニアは日本の数年先を歩んでいる可能性が高いという現実があります。

それも、そのはず。

ケニアの90%以上の人は基本的に現金を持ち歩かないのです。

支払いはすべて“携帯電話”を通して行うことができるからです。

そしてそのキャッシュレス社会を実現させているのが”モバイル送金・決済サービス“のM-PESA(エムペサ)なのです。

今回は、そんなケニア国民の生活を支えるM-PESA(エムペサ)について見ていきましょう!


M-PESA(エムペサ)とは?

M-PESA(エムペサ)とはケニアの大手通信業者であるSafaricomが提供するモバイル送金・決済サービス。

ケニアでは公共料金や教育費などの支払いから、給料の受け取りまで今やM-PESAで賄われています。

M-PESA(エムペサ)の特徴は?

最大の特徴は、

“銀行口座を持たなくても携帯電話一つでお金の送金・受け取りが可能なこと”

だと言えます。

銀行口座を持たなくても、相手の携帯電話番号宛に送金を行い(店舗やキオスクにお金を預ける)、受信側も携帯電話を持って、店舗やキオスクに行ってお金を受け取ることができるのです。

これにより、貧しくて銀行口座が持てない人や、出稼ぎで街にきている労働者の田舎への仕送りが可能になり、ケニアの経済発展をさらに加速させているのです。


実際にM-PESA(エムペサ)を使ってみると・・・

今回は著者が実際にM-PESA(エムペサ)を使ってみることにします。

M-PESA(エムペサ)を使うためには、M-PESA(エムペサ)アカウントを作らなければならなりません。

作り方は、

1. SafaricomのSIMカードを購入
2. エムペサアカウントを開設

というものです。


(アカウント開設の手続き)


(送金手数料)

ものの15分ほどですべての手続きは終わりました。

その後、自分のアカウントに窓口でトップアップするとすぐに使えるようになるから便利です。

ケニアではほぼすべての場面でM-PESA(エムペサ)を使うことができます。

編集長が特に便利だと思うのは市内を移動する際のUberタクシーの支払いです。

ケニアではM-PESA(エムペサ)での決済が当たり前すぎて90%以上のドライバーがお釣りを持っていません。

故に、現金での支払いを拒否される場合もあるのです。

特に、ケニアの首都ナイロビは治安が悪く、昼間でも外を歩くのは非常に危険であるからM-PESA(エムペサ)を持っておくことは非常に有効であると言えるでしょう。

また、お金の送金や受領などにも使えるため、今後ケニアで仕事を考えている人はぜひその使い方をマスターしたいものです。




お知らせ!

編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!

ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?

ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。

その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。

この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。

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