こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
未だに謎に満ちたアフリカサッカーの現状。
今回は、南部アフリカのジンバブエ共和国最大のクラブチームであるハイレンダーズFCに潜入し、「とある1日」の練習メニューを公開したいと思います!
ハイレンダーズFCとは?
(ハイレンダーズFC)
ジンバブエ共和国第二の都市ブラワヨに本拠地を置く1926年に設立され、リーグ制覇9回を誇る歴史・人気・実力を兼ね備える国内最大のクラブチーム。
国民からは“ボッソ”の愛称で親しまれ、本拠地であるババフィールドスタジアムは毎試合2万人以上の観客で埋め尽くされます。(試合のチケット(日本円で300円)を購入する為に食事を抜く人も珍しくありません)
(熱狂的なサポーター)
練習メニューを公開!
編集長がアシスタントコーチを務めていた(2017年)際の監督はオランダ人のアクベイ氏でした。
(アクベイ氏)
アクベイ氏はオランダのフィテッセなどの指導を経てジンバブエのトップチームを率いることになりました。ヨーロッパの監督はアフリカをステップアップの地として選択することは珍しくありません。
彼が到着した日はジンバブエはお祭り騒ぎ。監督史上最高額の月給70万円を受け取ることからもその期待の高さがわかりますね。
彼が志向するのは古き良きオランダサッカーです。
4-3-3をこよなく愛し、長身センターFWと両サイドの拘束ウインガーを軸に攻撃を仕掛ける。
守備はゾーンディフェンスを採用し、ハーフェイラインを越えてからボールを再度に追い込み奪うという戦術を落と込んでいました。
これらの哲学を浸透させるための練習メニューは以下の通りです。
【W-up】
ジョギング→2人組の基礎(日本でよく行うトレーニング)
【TR1】
パスドリル(トライアングルパス実施)
【TR2】
ポセッション(6VS2、20M×20M、2タッチ以下)
【TR3】
フォーメーションシュートトレー二ング(ビルドアップのパターンの形を指導)
【TR4】
試合
【クールダウン】
オランダ人監督ということもあり、時間を区切り歯切れの良いテンポで練習は進みます。
特に、印象的なトレーニングは【TR3】のフォーメーションシュートトレー二ングでチームとしてどのようにボールを運ぶのか。
どのようにゴールを奪うのかを3パターンに分け、共有させていた。そして、実際にリーグ戦ではこの通りにゴールが決まることが多かった印象です。
また、アクベイ監督はユースから積極的に選手を登用しジンバブエA代表にまで育てるなど若手育成にも熱心に取り組んでいました。
中でも当時17歳であったプリンスを抜擢し、彼が大活躍したことは記憶に新しいです。
(プリンスはその後1年でジンバブエ代表になり、南アフリカの強豪スーパースポーツに移籍を果たした。)
アフリカでは外国人指導者の流入が加速し、より洗練されたトレーニングが行われています。
ジンバブエでは本当に多くのことを学びました!
お知らせ!
編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。
その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。
この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。
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アフリカサッカージャーナルにおいても編集長の豊富なクラブ間、個人間の“人脈”を活かして有望な選手やクラブ間提携のお手伝いをさせていただくことが可能です!
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【編集長が代表を務める国際NGO】
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