こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
アフリカと聞くと「サバンナ」や「赤土」を連想させるかもしれません。
そんな予想に反してアフリカでは人工芝のピッチが急速に広まりつつあります。
しかし、コスト面での問題から多くのグラウンドは
☑赤土のグラウンド
☑芝(草)のグラウンド
の2択。
日本では人工芝のグラウンドが普及しているが、一昔前は土か芝のグラウンドが大半を占めていました。
アフリカのグラウンドは多くが赤土
アフリカは特に「赤土」のグラウンドが多く1時間もプレーすれば、シューズは赤く染まります。
赤土の特性として、
☑粘土質が高い
☑栄養質が低い(肥料分と組み合わせると、肥料の流出を防ぐことが可能)
☑適量の水と混ぜると固まりやすい(植物が根を張りにくい)
☑高い保水性を持つ(水はけが悪い)
編集長の印象としては、
☑なかなか地面が乾かない
☑降水後、まるで”スケートリンク”のようなスリッピーなピッチへと変貌する
というもの。
このような赤土の特性を生かし、アフリカでは煉瓦(レンガ)や陶器の材料などに土が使われることが多いです。
アフリカのグラウンドを悩ます〇〇の存在!
この赤土を好む生物がいることをご存知ですか?
それは、
「シロアリ」!!!
です。
アリだけではない、シロアリの作る「アリ塚」がグラウンド状態を悪化させているのです。
実際、アフリカのサバンナを車で走ると多く目にします。
何年もかけて、何万百ものアリが唾液で固めながら地下神殿を築いていきます。
ほおっておくと5m以上へと成長し、カチカチに固まっていくのです。
そのため、アフリカの赤土のグラウンドは平坦なグラウンドが極端に少なく、凹凸があるために蹴ったボールの軌道さえも読めないのです。
サッカーとグラウンド環境の関係性
多くの選手がこのような劣悪なピッチでサッカーの練習を行います。
必然的に、
☑パスする軸足が不安定(パスが難しく、ずれることも増える)
☑ボールの軌道に集中する必要がある。(判断力の遅れ)
☑ホームゲームとアウェイゲームでの調整の難しさ。(ホームグラウンドが平らでも、アウェイグラウンドが凸凹ということも)
☑自分たちの戦術がグラウンドに適応しにくい
幼少期から、グラウンド環境の面で技術・判断力の面での「差」が生まれていると言えるのかもしれません。
場所によっては「ラグビーボール」のようなバウンドをすることも。
また、多くがグラウンド状況によって蹴らざるを得ない状況(縦に早いサッカー)になっている可能性があります。
加えて、「スピード」と「フィジカル」のような身体能力的な面において、突出した選手が多い由縁だと言えます。
まとめ
設備的な面の改善を行うことによって、技術・判断力向上、チーム戦術的な面も効率よく改善される可能性を秘めています。
サッカーの技術・IQを向上させるためにはグラウンドをこまめに整備することが非常に大切であると改めて認識。
今後グランドが整備されていくにつれ、ますますアフリカのサッカーは魅力的になっていくことでしょう。
お知らせ!
編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。
その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。
この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。
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