【目次】

・3強1弱!?
・セネガルってどんなチーム!?
・セネガルの選ばれし23名とは!?
・セネガルの“ビック3”をとは・・・
・セネガルの弱点とは?
・最後に・・・

3強1弱!?

こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224

Wカップロシア大会を目前して、各国は対戦相手の戦術分析にヤッケになっていますね。

その中で、日本が所属するグループHはポーランド、コロンビア、セネガルと軒並み強豪国が入り、巷では“3強1弱”なる評価を受けています。

この評価は本当に悔しい限りですが、今さら悲観してもしょうがありません。

Africa-soccer-journalでは、日本が決勝トーナメントに進出するための天王山と目される“セネガル”を徹底分析することで日本の勝利に貢献していきたいと思います!

それでは早速見ていきましょう!

セネガルってどんなチーム!?

“テレンガのライオン”

そんな愛称で国民から絶大な支持を得ているのがセネガル代表です。

セネガルの最大の特徴は何といっても

“アフリカらしからぬアイデンティティを備えたチーム”

であるということでしょう。

そのアイデンティティとは、西野監督が口にしたことで一躍“時の言葉”となった“ポリバレンス”という言葉でしょう。

具体的には、

チームとして試合の中でポジションチェンジを頻繁に行い、非常に流動性の高い戦術を採用しているのです。

試合の流れの中で、【4-3-3】、【4-2-3-1】、【3-5-2】といった具合に頻繁にポジションを変えることで相手のマークを剥がすことができるのです。

ドルトムントやマンCのようにヨーロッパの最先端で採用されているこのような戦い方を浸透させているのが、今大会で2人しかいないアフリカ人監督の“シセ”監督なのです。


(シセ監督)

彼は、2002年の日韓W杯で主将を務め、その後ヨーロッパのトップクラブで実績を積んできました。

その経験の中で、身体能力に依存するサッカーの限界を知り、自身のサッカー観を大きく変化させていったと言います。

それでは、次にそんなアフリカきっての名将であるシセ監督が選んだメンバーについて見ていきましょう!

セネガルの選ばれし23名とは!?

それでは、ロシアW杯に召集されているセネガル代表のメンバーについて見てきましょう。

招集メンバーは以下の通りです。

▼GK
アブドゥライェ・ディアロ(レンヌ/フランス)
アルフレッド・ゴミス(SPAL/イタリア)
カディム・エンディアイェ(ホロヤAC/ギニア)
▼DF
ラミーヌ・ガサマ(アランヤスポル/トルコ)
サリウ・シス(ヴァランシエンヌ/フランス)
カリドゥ・クリバリ(ナポリ/イタリア)
カラ・ムボジ(アンデルレヒト/ベルギー)
ユスフ・サバリ(ボルドー/フランス)
サリフ・サネ(ハノーファー/ドイツ)
ムサ・ワゲ(オイペン/ベルギー)
▼MF
イドリッサ・ゲイェ(エヴァートン/イングランド)
シェイフ・クヤテ(ウェストハム/イングランド)
アルフレッド・エンディアイェ(ウォルヴァーハンプトン/イングランド)
バドゥ・エンディアイェ(ストーク/イングランド)
シェイク・エンドイェ(バーミンガム/イングランド)
イスマイラ・サール(レンヌ/フランス)
▼FW
ケイタ・バルデ・ディアオ(モナコ/フランス)
マメ・ビラム・ディウフ(ストーク/イングランド)
ムサ・コナテ(アミアン/フランス)
サディオ・マネ(リヴァプール/イングランド)
エムバイェ・ニアン(トリノ/イタリア)
ディアフラ・サコ(レンヌ/フランス)
ムサ・ソウ(ブルサスポル/トルコ)

所属クラブを見てもヨーロッパの主要リーグで活躍している選手が非常に多く、FIFAランキング28位(アフリカ2位)だという貫禄が伝わってきますね。
(※日本はFIFAランキング60位トホホ・・・)

それでは、この中で特に要注意な選手は誰なのでしょうか?

セネガルのビック3とは・・・

日本の“ビック3”が岡崎選手、本田選手、香川選手であるならば、セネガルの”ビック3”は、

サディオ・マネ選手、シェイフ・クヤテ選手、カリドゥ・クリバリ選手であると言えるでしょう。

これらの選手の出来は、日本戦の命運を握るともいえるので1人ずつ詳しく見ていきましょう!

まずは、サディオ・マネ選手

説明不要ですね(笑)


(サディオ・マネ選手)

現在リバプールに所属し、先日のCK決勝では王者レアルマドリッドから唯一となるゴールを挙げ、今期CL通算10得点を稼ぎ出したセネガルのスーパースターです。

セネガル代表では主に左右のWG的な役割を担い、抜群のスピードと身体の強さを活かした突破で数々のチャンスを演出し、多くのゴールを奪う文字通り最も注意が必要な選手だと言えるでしょう。

次に、注意が必要なのは“セネガルの心臓”と揶揄されることが多いシェイフ・クヤテ選手です。


(シェイフ・クヤテ選手)

彼は、イングランドプレミアリーグの古豪ウエスト・ハムでもチームの大黒柱のアンカーとして攻撃と守備の双方で抜群の存在感を示します。現役時代にアーセナルで大活躍した元フランス代表のパトリック・ビエラ選手(彼もルーツはセネガル)を連想させるスケールの大きなプレーには注意が必要です。
さらに、190cmを超える身長と跳躍力はセットプレーでも日本の大きな恐怖となりそうです。

最後にセネガルの守備の要であるカリドゥ・クリバリ選手を紹介します。


(カリドゥ・クリバリ選手)

彼は、現在イタリアセリアAの“リーグ”最高DF”との評価を欲しいままにし、マンUをはじめとした多くのビッククラブが獲得を目指しているスーパースターです。

空中戦、1対1、カバーリング、ビルドアップ、セットプレーからの得点力などどれをとっても1級品で彼がいるといないとではセネガルのディフェンスはまるで別のチームのように変貌を遂げてしまうほどです。レアル・マドリッドのセルヒオ。ラモス選手のような存在だと言えるでしょう。

それでは、そんなセネガルに対して私たち日本はどのように戦っていけば良いのでしょうか?
次に、セネガルの弱点を探していきたいと思います!

セネガルの弱点とは?

セネガルの最大の弱点はズバリ・・・

“両SBの裏のスペース”

だと言えます。

タレントがひしめくセネガル代表の唯一の穴は、両SBなのです。

スタメン起用が予想されるガマラ(右)とサバリ(左)は攻撃的思考が高いものの、戻りが遅い上にポジショニングが非常に悪い。

ここを上手突くことでCBのクリバリが外に引き出され、大きなチャンスを作ることができるのです。

また、アフリカ予選から細かいパスワークについていけない場面が数多く見受けられました。西野監督の下で新たに採用が予想される3-6-1のシステムであれば、香川選手や本田選手を中心とした細かいパスワークの遂行が可能であり、相性が良いと言えるでしょう。

最後に・・・

いかがでしたか?

確かに身体能力では圧倒的に劣っていますが、相手をしっかり分析することで勝率を高めることもサッカーの面白みの1つではないでしょうか?

この情報を基に、セネガルに対するあなたなりの戦い方を考えてみてはいかがですか?

それをすることで、観戦が数倍楽しくなることでしょう!

6月24日20時(日)、日本時間6月25日(0時)(月)。

編集長編集長

いざ、決戦です!



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