こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。

28年ぶり3度目のW杯の出場を見事勝ち取ったエジプト代表に朗報です!

今シーズンから所属するリヴァプールで大活躍を見せ、チャンピオンズリーグ(CL)決勝レアル・マドリード戦で負傷交代を強いられたモハメド・サラー選手がW杯出場できることがわかりました。

プレミアリーグ得点王と最優秀選手賞、PFA年間最優秀選手賞、FWA年間最優秀選手賞に輝いたモハメド・サラー選手はまさにエジプト代表の大黒柱。
これは初のグループステージ突破を目指すエジプトに向けて弾みをつける朗報だと言えるでしょう!

今回は、そんなエジプト代表にスポットを当てて分析していきましょう!

エジプト代表ってどんなチーム!?


“ザ・ファラオズ”の愛称で愛されるエジプト代表は現在FIFAランキング46位(日本は60位)でなんとサッカーは国技として扱われ、エジプト代表は国民の英雄として尊敬されているのです。

アフリカ屈指の強豪国としてネーションズカップなどでは好成績をおさめてきたが、なぜかW杯予選に弱く、90年のイタリアW杯以来実に7大会ぶりにして初めての16強目指します。

チームとしての伝統的な特徴は“堅いディフェンス”からの“鋭いカウンター”と言えるでしょう。

ロシアW杯に臨む今回のエジプト代表もこの哲学を受け継いでおり、本戦でも“ジャックナイフ”のような切れ味鋭いカウンターを披露してくれることでしょう。

それでは次にエジプト代表の招集メンバーを見ていきましょう!

エジプト代表の23名!

 エジプト代表のメンバー23名は以下のとおりです。

▼GK
1 エッサム・エル・ハダリ(アル・ターウン/サウジアラビア)
16 シェリフ・エクラミー(アル・アハリ)
23 モハメド・エル・シェナウィ(アル・アハリ)
▼DF
2 アリ・ガブル(ウェスト・ブロムウィッチ/イングランド)
3 アーメド・エルモハマディ(アストン・ヴィラ/イングランド)
4 オマル・ガベル(ロサンゼルスFC/アメリカ)
6 アーメド・ヘガジ(ウェスト・ブロムウィッチ/イングランド)
7 アーメド・ファティ(アル・アハリ)
12 アイマン・アシュラフ(アル・アハリ)
13 モハメド・アブデル・シャフィ(アル・ファテフ/サウジアラビア)
15 マフムード・ハムディ(ザマレク)
20 サード・サミル(アル・アハリ)
▼MF
5 サム・モーシー(ウィガン/イングランド)
8 タレク・ハメド(ザマレク)
11 モハメド・アブデル・モネーム・”カハラバ”(アル・イテハド/サウジアラビア)
14 ラマダン・ソブヒ(ストーク/イングランド)
17 モハメド・エルネニー(アーセナル/イングランド)
18 モハメド・アブデル・ラザク(アル・ラエド)
19 アブダラー・サイード(KuPS/フィンランド)
21 マフムード・ハッサン(カスムパシャ/トルコ)
22 アムル・ワルダ(アトロミトス/ギリシャ)
▼FW
9 マルワン・モフセン(アル・アハリ)
10 モハメド・サラー(リヴァプール/イングランド)

各選手の所属チームを見てみると、ヨーロッパのトップリーグでプレーしている選手が多く、アフリカ屈指の“タレント集団”と言われる所以も頷けますね。

それでは、そんなタレント集団の中でも特に“気を付けるべき選手”を見ていきましょう!

“ザ・ファラオズ”の注目選手!

まずは、エジプト代表の“メトロノーム”との異名を持つモハメド・エルネニー選手です。

所属するアーセナルではシーズン終盤からレギュラーの座をしっかりと掴み、中盤の真ん中で激しいディフェンスと堅実なビルドアップが持ち味です。

何といっても“危機察知能力”の高さは一級品で目立つことはありませんが彼がいるといないとではチームのパフォーマンスが大きく変わります。

また、予選の全試合にフル出場した事実がクーペル監督の信頼の高さを表していると言えるでしょう。

続いて注目すべきは、エジプトの“生きる伝説”こと

“エサム・エル・ハダリ”選手です。

エジプトの守護神であるエサム・エル・ハダリ選手は何と46歳でW杯を迎えるために、コロンビアのモンドラゴンが前回の日本戦で打ち立てた最年長記録を塗り替えることになりそうです。

彼の抜群のリーダーシップと豊富な経験に裏打ちされた安定したプレーは本戦で大きく活かされることになるでしょう。

最後に挙げる選手は・・・もうお分かりですよね。

はい。

“モハメド・サラー”選手です。

プレミアリーグで得点ランキングのトップを走るサイドアタッカーは超絶スピードでゴールに迫り、そこから驚くほど冷静なフィニッシュで相手DFやGKをあざ笑う様にゴールネットを揺らします。

勝負強さもあり、膠着した終盤や押し込まれた時間帯に一発のチャンスを仕留めるだけの資質は十分だと言えるでしょう。

CLの決勝でセルヒオ・ラモス選手と交錯して負傷しましたが初戦のウルグアイ戦に間に合うとの発表がなされたのでW杯で彼の電光石火のプレーを見ることができそうです!

それでは次にこのタレント集団を率いる“名将”に焦点を当てて見ていきましょう!

エジプト代表を率いる名将とは!?

エジプト代表を率いるのは15年の3月から就任したアルゼンチン人のエクトル・クーペル監督です。

クーペル監督と言えば、スペインの強豪バレンシアやイタリアの強豪インテルなどの監督を歴任し、CLなどでも好成績を残してきたことで有名な監督です。

クーペル監督の特徴は何といっても

“組織的な堅守速攻”

です。

ベースになるのは基本ミドルサードあたりに形成する守備ブロックで、予選では1試合で複数ゴールを決められたことがありません。

キーマンは、プレミアリーグのWBAでプレーするアーメド・へガジが仕切るバックラインと万能型ボランチのモハメド・エルネニーが統率するディフェンスだと言えるでしょう。

最後に・・・

2018年6月7日に行われたベルギー代表との親善試合を見ていて感じたことは、0-3で敗戦したものの良い形が数多くあり、本戦に向けて期待できる内容であったという事です。

ここにサラーが加わることで攻撃のバリエーションも増え、カウンターの脅威を増すこともできるでしょう。

本大会でグループAに入ったエジプト代表は、6月15日の第1戦でウルグアイ代表、同19日の第2戦で開催国のロシア代表、そして25日の第3戦ではサウジアラビア代表と対戦します。

編集長編集長

個人的には、アフリカ勢の中ではセネガルとエジプトが進出するのではないかと予想しています。

エジプト代表プロフィール

FIFAランキング:46位
愛称:ザ・ファラオズ
監督:エクトル・クーペル(アルゼンチン)
W杯歴:2回
最高成績:グループリーグ敗退(1934,1990)



【AFRICA-SOCCER-JOURNAL公式スポンサー】
ライティング事務所PORKSTAR