こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。
✔20世紀の偉大なサッカー選手ベスト100!
✔カメルーン特別親善大使!
✔76年、90年、アフリカ最優秀選手!
✔1994年アメリカW杯42歳でワールドカップ最年長ゴールを記録!
このような輝かしい実績とアフリカ全土に与えた影響力から、
“アフリカの伝説!!”
と称される選手がいます。
それが、
カメルーン人の“ロジェ・ミラ”選手です!
今回は、アフリカにサッカーを通して希望を届けたロジェ・ミラ選手を特集していきます!
ロジェ・ミラって誰!?
「不屈のライオン」ことアフリカの強豪カメルーン代表。
今回のロシアW杯への出場こそ逃したものの、このアフリカの小国はW杯への出場回数がアフリカ勢で最も多く、1990年イタリア大会ではアフリカ勢として初のベスト8への進出という偉業を成し遂げました。
さらには、2000年のシドニーオリンピックではかのサミュエル・エトーを中心とした快進撃でブラジルを破り“金メダル”を獲得したのです。
2000万人に満たない人口はアフリカ諸国の中でも15位程度で、人口が決して多くありません。
例えば、アフリカ大陸はカメルーン人1に対してナイジェリア人が7人もいる計算になるのです。
このように決して恵まれていない環境下でカメルーンが成功してきた背景にはある1人の人物の存在を語らなければなりません。
それが、
あのサミュエル・エトーが“師”と仰ぐ“ロジェ・ミラ”なのです。
ロジェ・ミラはわずか15歳で地元のクラブであるレクレール・ドゥアラ(2部)でポロ選手としてのキャリアをスタートしました。
特に、彼のドリブルやテクニックはアフリカ人離れしており、地元の様々なチームが試合ごとに臨時でロジェを雇いあげていました。(アフリカではよくあります)
17歳の時には、走高跳でカメル―ンの高校チャンピオンになったほどの身体能力を擁し、その後1部の強豪レパード・ドゥアラに移籍し、アフリカチャンピオンとなります。
当時のミラを指導していたシュニット・ガー監督(代表監督も兼任)はロジェ・ミラがアフリカ中から熱い視線を浴びるようになった頃のことを、次のように語ります。
まだ若くて、やせっぽっちで、贅肉は1グラムもついていませんでした。
体重は60㎏ほどしかなく、足はまるで箸のようでした。
にもかかわらず、走らせたらとてつもなく速い。彼は当時から自分に対する強い信念を抱いていたように感じます。
その後、ロジェ・ミラはフランスリーグに移籍し、活躍を遂げることになります。
しかし、彼を一躍有名にしたのはクラブでの活躍ではあありませんでした。
それは・・・
ロジェ・ミラを一躍有名にしたある大会とは・・・
1990年イタリア・ワールドカップ
この大会で優勝を果たした西ドイツのエース、ローター・マテウスやアルゼンチンの天才ディエゴ・マラドーナではなく、“ロジェ・ミラ”が最も輝き、注目された大会となりました。
当時38歳であった彼は、ワールドカップ前に 大統領の意向で急遽代表に召集されました。年齢的にかなり懐疑的な眼を向けられていましたが、ふたを開けてみると、出場時間わずか100分の中でカメルーンの全得点5得点のうち4得点を挙げ、カメルーンのアフリカ勢初の8強進出の立役者となり、その名前は世界中に轟きました。
そして、ロジェ・ミラと言えばもう1つ忘れてはならないことがあります。
それは・・・
ロジェ・ミラといえば・・・
“マコッサ・ダンス”
これはロジェ・ミラがイタリアの地で得点するたびに踊ったダンスの名前です。
コーナーフラッグをまるでダンスのパートナーであるかのように腰をくねらせ、肩を揺すってその周りを嬉しそうに踊るロジェ・ミラのダンスはたちまち有名になり、カメルーンでは未だにそのダンスが踊られているのです。
このダンスに関してロジェ・ミラは、
あのダンスに深い意味はありません。ただ思いつきでやっただけです。ワールドカップで得点できた喜びを、体で表現したかったのです。
マコッサ・ダンスの映像はこちらから!
https://www.youtube.com/watch?v=gaAq2LcbKPY
最後に・・・
最後にとっておきのエピソードを紹介します。
引退間際だった老いたるロジェ・ミラはある試合の後で観客席にユニフォームを投げ込みました。
そして、そのユニフォームを掴んだ人物こそ、スタンドで観戦していたサミュエル・エトー少年だったのです。
今後も、多くのスターが子供たちに大きな夢をプレゼントできたら素晴らしいですね。
【ロジェ・ミラのプロフィール】
名前:アルバート・ロバート・ミラー
ニックネーム:ロジェ
国籍:カメルーン
生年月日:1952/5/20
出身地:ヤウンデ
ポジション:FW
身長:176
体重:72

ロシアW杯で第2のロジェ・ミラがでてくることを期待しましょう!
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