こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。

今回は、クラブW杯で来日し鹿島アントラーズを苦しめた“南部アフリカの最高のサッカークラブ”をご紹介します!

“南部アフリカのチェルシー”

南アフリカプレミアリーグのマメロディ・サンダウンズはこのように揶揄され、地元ではカイザーチーフス、オーランド・パイレーツと並ぶビッグ3として大きな人気を誇ります。

彼らがチェルシーの異名をもつ大きな理由はその潤沢な資金にあります。

サンダウンズは、鉱山開発で財をなし、南アフリカの白人独裁政権が崩壊した直後の数年で、ビジネスを大きく成功させた億万長者のパトリス・モトセぺ会長が運営しています。


(パトリス・モトセぺ会長)

モトセぺ会長はソ連崩壊後に同じように財をなしたチェルシーのオーナーロマン・アブラモビッチ氏のような存在であると言えます。

人気の秘訣はやはり・・・

編集長がジンバブエにいた際には、ほぼすべてのサッカー選手が南アフリカリーグへの移籍を夢見ていました。

特に、マメロディ・サンダウンズなどのトップクラブでは文字通り人生を一変できるほどの高額な給与と待遇で夢のような生活を送ることができるのです。

それでは、実際の待遇はどのようなものなのでしょうか?

サンダウンズの選手は給料と勝利給で1か月に約520万円を稼ぎ出します。

つまり年俸にすると5240万円程度の年俸を手にすることができるのです。

一般人の年収が40万円程度であることを考えれば、まさに人生を変えることができるチャンスなのです。

サンダウンズの歴史とは

サンダウンズかの有名なアパルトヘイト時代には不遇を極めていました。

いまでこそビッグ3の仲間入りを果たしていますが、カイザーチーフスとオーランド・パイレーツに比べ、その影は非常に薄かったと言えます。

ところがモトセぺ会長が就任すると南アフリカ・リーグでは他チームを圧倒する強豪になりました。

国内のどのクラブよりも優れた選手を集め、遠くは南米からさらにワンランク上の選手をスカウトしてくることを継続しました。

国境を越えて、アフリカ各国の国際大会で活躍するサンダウンズに惹かれ、大手企業がこぞって巨額のスポンサー契約のオファーを打ち出してくるようになったのです。

特に、南アフリカが産んだアフリカ随一の携帯電話事業会社のMTNなどとスポンサー契約を締結したことでその勢いはますます加速していきました。

現在では、サンダウンズの試合はアフリカ各国で中継され、そのマーケティング効果は抜群だと考えられており、高額のスポンサー収入を手にすることができるのです。


(あのバルセロナを南アフリカに招くなど、PR戦略にもぬかりがありません)

サンダウンズとジンバブエの太い関係

実は、このサンダウンズを調べていくとある不思議な関係が見えてくるのです。

サンダウンズには毎年のように中心選手にジンバブエの選手が起用されているのです。

現在では、サンダウンズのエースストライカーであるジンバブエ出身のカーマ・ビリアッド選手などが活躍しています。


(カーマ・ビリアッド選手)

サンダウンズのスカウト陣はジンバブエ人の能力を高く評価しており、スカウトを駐在させて2部リーグの試合までをチェックさせているのです。

プロフィール

名称:Mamelodi Sundowns Football Club
愛称:The Brazilians, Bafana Bastyle, Kabo Yellow, Downs
創設:1970
所属リーグ:プレミアサッカーリーグ
ホームスタジアム:ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム
収容人数:51,762
運営法人:パトライス・モトセペ



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