こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。

今回は、1万以上が混在すると言われるアフリカの民族についてのお話です。

実は、アフリカでは民族によって言葉も、文化も、運動能力もかなりの差があるのです。

Africa-soccer-journalではサッカー×民族の可能性を探りたいと思います!

アフリカで知らなくてはいけない民族とは?

民族と聞くと、パッとひらめくことのできる民族、それは、「マサイ族」ではないのでしょうか?

日本のテレビの中でも派手な布を身にまとい野性的に生活をし、儀式のときには高い跳躍力を披露する。

そんな、民族について今回は紐解き、民族ごとの特性をアフリカのウガンダから紹介していきます!

ウガンダの民族とは?

47!これは日本の都道府県の数ですよね?

実はここウガンダにもいくつの県が存在します。

面積でいえば日本の本州くらいの広さに、POLITICAL DIVISIONSと呼ばれる県が112県(2010年)も存在します。

首都のカンパラを中心に、西には、ムバララ、マサカ、東には、ジンジャ、ムバレ、ソロティ、北には、アルア、リラ、グルなどの主要都市があり。加えて、エリアごとに民族が分かれており、それぞれの言語が使われています。

地域ごとの言語があるため、英語が公用語として日常的に話されており、まさに英語大国といえるのかもしれませんね。

ウガンダの民族とは?

ウガンダにはガンダ族、ソガ族、マサバ族、ニャンコレ族、ニョロ族、アチョリ族、カラモジャ族、テソ族など、国民の3分の2がバンツー系の民族で、その主力はカンパラを中心に住む農耕民のガンダ族で人口の10%ほどです。

そして、その残りをソガ族、トロ族、ニョロ族などが占めています。

歴史的にガンダ王国を構成していたガンダ族の勢力が相対的に強く、国民の3分の1はさまざまで、警官や軍人に多いナイル系のアテョリ族、マサイ族に似た遊牧の習慣を持つカラモジャ族、テソ族、ルワンダから来たツチ族などのほかにインド人やヨーロッパ人の子孫もいます。

また、背の低いことで有名なピグミー族などが混在しています。

2m級の人が多い!?”巨人”で知られる、アチョリ族とは?

アチョリ族はルオ系民族の一つで、現在の南スーダンの辺りから来たと考えられている民族です。

彼らの伝統的な住居は円筒形の土壁で、住居内は土の寝台と、穀倉と囲炉裏が備えられています。

ルーツは、網や槍による狩猟やヤギ、ヒツジ、ウシの放牧する狩猟民族だ。戦争時には槍と細長いキリンやウシの革張りの盾を用いたという話でその特徴は、でかい、高い!

著者が実際に北部を訪れた際には、街中を歩いていると2m級の人が多くみられました。

ウガンダの北部はバスケットボールやバレーボールも盛んであり、ほかの地域に比べてスポーツで圧倒的な強さを誇ります。

時代背景からみた!戦闘狩猟民族アチョリ族

ウガンダの植民地時代にイギリスは南部特にブガンダ(首都カンパラ周辺)の政治経済的開発に力を入れ、アチョリ族に単純労働にさせ、軍で主流派としました。

後にこれは特に「軍の民族支配」であると批判されるようになりましたが、アチョリ族主体の軍はムセベニの組織した国民抵抗軍に逐われ、ラテクのウガンダ人民民主軍やアウマの聖霊運動、コニーの神の抵抗軍 へと流れていったという背景を持ちます。

民族×サッカーに関する可能性・・・

アチョリ族は歴史的に見ても肉体・体力的なところの強みがあり、サッカーにおいてもこの可能性はかなり高いと考えられます。

東にケニア、西にコンゴ民主共和国、南にタンザニア、南西にルワンダ、北に南スーダンとの国境に囲まれた内陸国であるウガンダ。さまざまな国に隣接していることもあり、「混血の選手」が誕生しやすい環境下でもあります。

さらに、東アフリカは線が細いマラソン体型の人が多く、サッカーにおいても個人によって違うかもしれないが、全体的に見て、西アフリカの国々には体格的にも劣っている印象です。

アチョリ族の体格を積極的にサッカーへつなげることができれば、国全体で見た可能性はさらに大きな可能性になることは間違いありません。

ウガンダサッカーを強化する方法を探る

今ウガンダサッカーのレベルは上がりつつあります。

現にロシアW杯アフリカ予選のグループステージでは強豪エジプトに次いで2位という結果を残しました。

国内リーグのレベルもサッカー熱に比例して上がってきています。

エマニュエル・オクウィは代表で活躍する北部出身の選手で、25歳でフォワードを務める選手です。

2017-18シーズンをウガンダプレミアリーグで4位につけたONDUPARAKA FCは北部アルア県をホームグラウンドに構え急成長をしているチームです。

このチームのキャプテンを務めているラシッド・トーハもまた、北部出身の選手である。

同チームに在籍している、ガダフィー・ガディーノ、モハンマド・シャバン、ガダフィー・アジュマニもチームを引っ張る北部出身のプレイヤーなのです。

ほとんどが北部出身の選手で身体能力が他チームに比べ高い印象です。

この身体能力を活かしたカウンターサッカーを主戦術とするウガンダ代表に今後ますます必要となる武器でしょう。

今後は、民族による特徴を把握し、サッカーの可能性を探ることが重要になるかもしれませんね。



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