こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。

今回は、友人であり仕事仲間であるジンバブエ在住のでぇーちさんが非常に面白い角度からアフリカサッカーを考察していたので許可を得てこちらでもご紹介させて頂きます!

それでは読んでいきましょう!

ロシアワールドカップも目前ですが

さて、目の前に迫ったロシアワールドカップ、日本代表も監督変わって色々騒がしいですが、ジンバブエ代表はどうなっているかと言うと。。。

実はジンバブエ代表、ワールドカップ予選にも参加していないんですね。

何故かと言うと、大会を追放されたから。 

以前の代表監督への給料未払いが原因みたいですね。

僕も普段からZIFA(ジンバブエサッカー協会)の悪名の高さは聞いていました。汚職や着服が相当ひどかったようでうですね。

ちなみに過去、ワールドカップ出場経験はありません。アフリカは西や北に強豪がたくさんいるので・・

ナイジェリア、カメルーン、セネガル、コートジボアールなどなど・・・

次回のカタールではまた参加出来るようなので、頑張ってほしいですね。


(ジンバブエプレミアリーグの様子)

ジンバブエに国内プロリーグはあるの?

プロリーグあります。

ジンバブエ・プレミアリーグ。ダイナモス、とか、ハイレンダースとかが有名です。聞いたことないでしょうけど。

そもそもジンバブエではサッカーは人気で、草サッカーが出来るグラウンド(広場)もチラホラあるし、私服でサッカーのユニフォーム着てる率も結構高いです。

かつてはリヴァプールや、マンCなどの強豪クラブでプレーしたジンバブエ選手がいました。

ベンジャミン・ムワルワリ選手は2008年、今では超ビッグクラブになったマンチェスターシティに移籍。2年程在籍したようです。

その頃マンCは石油マネーが入った時期です。2009年頃スター選手の爆買いやら、マンチーニが監督になったりとチームが大きく変わったので、割を喰って居場所をなくしたのかも知れませんね。

このように、能力のある選手は海外に移籍するようですね。ヨーロッパはなかなか難しいくとも、南アフリカとか。

やっぱり国内リーグだと給料未払いなどの問題があるからなんでしょう。

サッカーのレベルと貧困の問題

サッカーのレベルはそれほど高くないみたいですね。

子供たちも、サッカーしたくても、やはりボールがない。ボールの数が足りてないから、キックや足元の技術が身につかないそうです。

でも、ちょっと考えてみました。

アルゼンチンとか、同じ貧困層出身の選手でも、スターになった選手たくさんいるじゃないですか。

貧困の度合いがどのくらい違うのか分かりませんけど、彼らも穴の空いたゴムボールを補強して・・・みたいな環境で技を磨いたと思うんです。イヤ、行ったことないのでわかりませんけど、そういうイメージ、誰もが持ってると思うんです。

何が違うのかなって考えてみたんですけど、

アルゼンチンだったらマラドーナやメッシはもとより、テベスやリケルメみたいな貧困層からのし上がった世界的なスター選手がたくさんいて、才能ある選手を発掘するシステムや、ビッグクラブのトライアウトみたいなチャンスがあるから、子供達は「自分たちも」って希望を持てると思うんですよね。

だからハングリーになれる。ジンバブエ人、あんまりハングリーな人見たことないですもん。

身近なプロ選手にそれほど夢や希望を持つことが出来ないのかも知れません。娯楽としてサッカーを見るか、子供ながらに人生を変える手段としてサッカーを見るか、という違いがあるような気がします。つまり、

貧困=ハングリー精神なのではなく、希望があるからハングリーになれるのだと思います。

これ、アフリカに来て気付いたことです。

原文こちらからどうぞ!



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