こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。
イングランドの強豪トッテナムに所属するビクター・ワニャマ選手(ケニアのサッカー関係者は口を揃えて年齢を詐称していると言っている)やJリーグの柏レイソルに所属するマイケル・オルンガ選手などそうそうたるタレントを輩出し、近年ガーナやナイジェリアに次ぐ新たな“選手輸出工場”として注目されている国が“アフリカのHUB”の愛称でアフリカ経済のリーダーであるケニアです。
(ケニア代表)
“ケニア国内の選手は十分にヨーロッパでやれるだけの力がある”
(オルンガ選手と編集長)
と、オルンガ選手が先の歴史的勝利を飾ったガーナ戦後の語った言葉にあるようにケニアの選手たちが高いポテンシャルと身体能力を兼ね備えていることに疑いの余地はありません。
しかし、ケニア人の多くが“アフリカ最高峰”と称される南アフリカプレミアリーグでは大きな活躍ができないという“残念な状況”が長年にわたり続いているのです。
今回は、その理由について検証していきたいと思います!(かなりコアですが笑)
そもそもケニアの国内リーグは強いの?
そもそもケニア国内のリーグは強いのでしょうか?
結論から言うと“中の上”といったところでしょうか。
アフリカ大陸のクラブチャンピオンを決めるCAFチャンピオンズリーグにおいては毎年のようにグループステージを突破しており、名門“ゴル・マフィア”と古豪“AFCレオパード”がなどの人気を博しているチームがリーグ全体を活気づけています。
(ゴル・マフィアの選手)
ケニアの国内リーグは安定した経済基盤から“今後最も伸びるアフリカのリーグ”との予測がたてられており、実際に先筆した名門“ゴル・マフィア”と古豪“AFCレオパード”のメインスポンサーのスポーツベット企業である“Sports pesa”(pesaはスワヒリ語で支払いの意味)はなんとあのプレミアリーグの名門エバートンのメインスポンサーも務めるなど豊富な資金力を有しているのです。
(スポーツペサ)
本田圭佑選手がウガンダのクラブを買収したように、最近はやりのクラブ買収に興味がある方はケニアあたりはオススメです。
今後所属する選手たちも、そして“クラブそのもの”の価値が高騰することは間違いありません。
ケニアの選手が南アフリカのリーグで活躍できない理由とは?
近年、ケニアリーグの得点王という肩書を胸に満を持して南アフリカに挑戦した選手は出場機会を掴めないままレンタル移籍を繰り返しているという現状があります。
さて、それではなぜこのようにポテンシャルのあるケニアの選手たちが南アフリカで活躍できないのでしょうか?
元ケニア代表の主将で南アフリカで長く活躍した唯一のケニア人選手として市知られるオティエノ選手はそこには2つの理由があると語ります。
それは、
1.外国人枠という厳しさ
2.規律への対応
南アフリカプレミアリーグでは特に外国人選手の結果を重要視することで有名です。
結果を出せなければすぐに切られてしまう厳しいリーグであることがその理由の1つとして考えられています。
そして2つ目は、ケニア人サッカー選手の規律の部分です。これは“プロ意識”とも言い換えることができますが、ケニア国内のリーグでは栄養面や休息などの自己管理がまだまだ行き届いておらず、練習に遅刻してくるような選手も多く見受けられます。
一方で、南アフリカの選手はその高給(Jリーグよりも多い場合も)プロ意識の高い選手が多くその“意識”の部分での適応で躓いてしまう選手が多いといいます。
これらの問題を国内リーグから改善していかなければせっかくのポテンシャルも宝の持ち腐れで終わってしまいますね。
ケニアとスェ-デンの“太い”関係
話しは少しそれますが、ケニアとスゥエーデンは太いパイプで繋がっています。
先筆したワニャマ選手もオルンガ選手もケニアからスゥエーデンを介してトップレベルへの階段を駆け上がりました。
現在も1部から3部までに多くのケニア人がプレーしており、ケニア人の海外移籍の“登竜門”とも呼べる場所になっているのです。
編集長が指導をしているケニア最大のアカデミーLIGI NDOGOに先日までスゥェ-デンからきたスカウトが1週間ほど滞在し、事細かに選手を観察していました。(すでに移籍実績あり)
今後、南アフリカよりもスゥエーデンへの移籍を選択する選手がますます増えるような傾向にありますね。
まとめ
能力には疑いようのないケニアに選手たちが今後さらに飛躍するためには“規律”と“強いメンタル”を養う必要があると考えられます。
逆にこれらの要素を上手く育むことができればより多くの選手が高いレベルで活躍することができるようになるでしょう。
何か面白いことがしたい!
と考える投資家の方はケニアリーグのクラブ・選手・アカデミーに今のうちに目を付けておくと良いかもしれませんね!
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