こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
3年ぶりにプレミアリーグへと返ってきた古豪アストンビラ。
マンチェスターユナイテッドのホーム“オールド・トラフォード”、リバプールの“アンフィールド”に並ぶほどの独特の雰囲気と魅力を持つとされるブィラ・パーク。
(引用:Planet Football)
日本にも多くのサポーターを持つブィラの今シーズンの目標はプレミアリーグ残留ですが、好調なスタートがきれているのではないでしょうか ?
さて、今日はそんな熾烈な残留争いのキーマンに指名されたあるジンバブエ人選手について特集したいと思います!

(この記事は4分程度で読み終わります)
マーヴェラス・ナカンバ選手とは?

“ジンバブエ史上最高の選手”
と称され現地では文字通り子供たちのヒーローとして深くリスペクトされているナカンバ選手。
そのプレーの特徴は“ボックスtoボックス”と称される通り、豊富な運動量で攻守に渡って90分間貢献することができます。
かつて所属したオランダの名門フィテッセやベルギーの古豪クラブ・ブルッツェでは攻撃的なミッドフィルダーとして変幻自在なドリブルやラストパス、さらには強烈なミドルシュートなどで鳴らしてきました。
しかし、現在所属するブィラでは“チームの心臓”として4-4-2の真ん中に陣を取り、高いサッカーIQとゲームを読む力を駆使してゲームを組み立てる役割を担っており、今までのナカンバを知っているファンの方からすると、
「ムムム、こんなプレーもできたのか!」
という嬉しい驚きの声をあげている方も少なくないのではないでしょうか?
実は、
“監督やチームに求められたことを確実に遂行することができる能力”
はアフリカ出身の選手には圧倒的に欠如しているとみなされています。
そんな風潮を吹き飛ばしてくれるほどの巧みなプレーを見せてくれるナカンバ選手。
ジンバブエはもとより、アフリカ出身の選手の新たな選手像としても期待できます。
そんなナカンバ選手のプレーはこちらから!
ジンバブエの出身の苦労人ナカンバ選手の知られざるストーリーとは?

「僕の人生は決して順風満帆ではなかった」
ナカンバ選手は、イギリスメディアのインタビューの第一声でこのように答えました。
ナカンバ選手は自身の幼少期について以下のように語りました。
「私はジンバブエのワンゲという町で生まれたが、仕事がなく家族でブラワヨという町に移り住み、生活をしていました。
ジンバブエは経済状況が良くなく、お母さんは南アフリカまで出稼ぎに行っていました。
大好きな母親に会えるのは年に2回という生活は本当に辛かったことを今でも覚えています。
お母さんが初めて買ってくれたスパイクはプーマでした。それを抱えながら嬉しくて涙がこぼれてきました。
そして、いつか必ずサッカー選手になって家族に楽をさせたいと誓い、必死になって練習を続けてきたのです。
プレミアリーグはジンバブエで最も人気のあるリーグで、週末には多くの人たちがバーに赴き観戦しています。
忘れてはならないのは、ジンバブエには私のように環境に恵まれなくとも頑張る多くのサッカー少年たちが数多くいるということです。
私はそんな子供たちに勇気を与えたいと思っているのです。だから、プレミアリーグでも必ず成功させてみせます。
穏やかで素敵な笑顔のナカンバ選手の壮絶な過去は瞬く間にイングランド中に広がり、多くのサポーターの胸を打ちました。
最後に・・・

実は、ナカンバ選手の活躍を見て喜んでいるのはジンバブエ人だけではありません。
ジンバブエで生活し、サッカーをしてきた編集長も非常に感慨深いものがありました。
今は遠く離れていますがナカンバ選手の活躍を見ながら多くの人はきっと今こんな感じで喜んでいるんだろうな~。
そして、サッカー選手が大好きなジンバブエの子供たちに大きな夢を与えているんだろうなぁ~なんて考えてたら不覚にも目頭が熱くなってしまいました。
ナカンバ選手の今後の活躍を心より願って・・・