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ヴィッセル神戸に2021年に加入したケニア人ドリブラーのアユブ・ティンベ・マシカ選手ってどんな選手?アユブ・ティンベ・マシカ選手の経歴や実績やヴィッセル神戸での起用法を知りたいのですが・・・

本記事はそんな悩みを解決します!

本記事の内容
・アユブ・ティンベ・マシカ選手の経歴
・アユブ・ティンベ・マシカ選手の特徴・プレースタイル
・アユブ・ティンベ・マシカ選手のヴィッセル神戸での起用法
・アユブ・ティンベ・マシカ選手獲得で目指すもう1つの狙い
・アユブ・ティンベ・マシカ選手のプロフィール・市場価格
・最後に・・・

アフリカぞうアフリカぞう

本記事の信頼性
・アフリカプロサッカー選手経験者
・アフリカにてプロサッカーコーチ経験者
・アフリカ大陸指導者ライセンス取得者
・アフリカにてサッカーアカデミーを運営中

柏レイソルで圧倒的な得点力と身体能力でJリーグを圧巻したケニア代表マイケル・オルンガ。
その活躍ぶりに度肝を抜かれたJリーグの各クラブが現在アフリカ出身の選手の獲得に乗り出しています。
2021年はサガン鳥栖がケニア代表の長身ストライカイスマエル・ドゥンガ選手、ナイジェリア出身の高速ウィングであるチコ・オフォエドゥ選手を獲得し話題になりました。
今回は、ヴィッセル神戸が獲得するというもっぱらの噂であるオルンガ選手の同郷ケニア代表ドリブラーのアユブ・ティンベ・マシカ選手について徹底解説していきたいと思います!

アユブ・ティンベ・マシカ選手の経歴

アユブ・ティンベ・マシカ選手は昨シーズンのJリーグ得点王のオルンガ選手やポチェッティーノ政権下のトッテナムでアンカーとして活躍したワニャマ選手と同郷の現役ケニア代表のウィンガーです。
かつて編集長がアカデミーの監督も務めていたこれまでに数多くのプロ選手を輩出しているケニア最大のサッカーアカデミーであるLigi Ndogoでジュニア世代を過ごした後にベルギーの強豪アンデルレヒトやヘンクでユース年代を過ごし、2010年にヘンクでプロデビューを飾りました。
その後5シーズンをベルギーリーグで過ごし、2017年に中国リーグの北京人和へ移籍、2020年にはEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のレディングに半年間のレンタル移籍により加入したのちにフリーとなっていました。
また、2012年10月にケニア代表に選出されて以来24試合4得点の実績があり、2019年にはFWマイケル・オルンガとともにアフリカネーションズカップに出場していました。
※ケニア最大のサッカーアカデミーLigi Ndogoの詳細はこちらから


アユブ・ティンベ・マシカ選手の特徴・プレースタイル

アユブ・ティンベ・マシカ選手の最大の特徴は、

“圧倒的なスピードと1対1のドリブル突破”

です。

最も得意とするポジションは左サイドですが、オプションとして右やCFもプレー可能です。
縦に抜けてのクロスだけでなく、中に切り込んでの巻くシュート、さらには裏へ抜け出すために連続した動き出しができるために大きな戦力となることは間違いないでしょう。
また、中国でのプレー経験があるためにアジア(日本)での生活に順応することも容易だと考えられます。

アユブ・ティンベ・マシカ選手のプレーの特徴をさらに見ていきます。

アユブ・ティンベ・マシカ選手のプレーの特徴(強み)

・1対1の突破力(体の強さ、スピード、豊富なフェイントの種類)
・中に切れ込んでのシュート(左右両足高いレベル)
・パンチ力のあるミドルシュート

下の動画を見てもらえれば分かりますが、最大の武器は爆発的なスピードとフィジカルと身体能力の高さを活かしたドリブル突破です。豊富なパターンのドリブルを使いこなす反面、フィジカルを前面に出してゴリゴリに局面を打開することができる二刀流のドリブラーは日本では珍しいタイプだと言えます。

アユブ・ティンベ・マシカ選手のプレーの特徴(弱み)

・ディフェンスへの意識の低さ
・メンタル面のムラが大きい
・攻守の切り替えが遅い

攻守が切り替わった際(特に攻→守)の切り替えが遅いこと、そしてディフェンスへの献身性や粘り強さが欠けていることがウィークポイントだと言えます。
この部分を改善できないとビハインド時に起用されるジョーカーとしての位置づけとなってしまう可能性もあるでしょう。

アユブ・ティンベ・マシカ選手のプレー集はこちらから!

アユブ・ティンベ・マシカ選手のヴィッセル神戸での起用法

ベルギーの下部組織で育成されているのでアフリカ出身選手の弱みとされる「戦術理解度」も高い次元で兼ね備えていると考えられます。
三浦監督及びヴィッセル神戸が趣向するバルサ化を目指すサッカーへの順応も可能でしょう。
特に1人で局面を打開することができるサイドアタッカーが少ないヴィッセル神戸匂いて、3トップの左で起用することで大きな違いをもたらすことができることでしょう。

課題とした守備力に目をつむるのであれば、リトリート&ロングカウンターマスターである現在トッテナムの監督であるジョゼ・モウリーニョの戦術をオプションとして取り入れ、あえてアユブ・ティンベ・マシカ選手を攻めの残し、ロングカウンターという新たな戦術を時間帯や状況で採用しても面白いかもしれません。


アユブ・ティンベ・マシカ選手のプロフィール・市場価格


ちなみに今回獲得したチコ・オフォエドゥ選手の市場価格はTransfer Marketによると約€500th(6千万円程度)。
神戸で大活躍すればオルンガ選手のように7億円程度の移籍金を置き土産に移籍してくれる可能性も大いにあります。

最後に・・・

オルンガ選手の活躍により脚光を浴びたケニア出身の選手。
編集長もケニア最大のサッカーアカデミーでコーチをしていた際にその大きなポテンシャルと選手の市場価格の安さ、さらにはアフリカでは珍しい経済基盤やインフラの安定などに大きな可能性を感じていました。
ちなみにケニア最大のアカデミーのオーナーへのインタビューやケニア代表の監督さんにインタビューしたことがあります。
興味があればリンクから飛んでみてください!

✓ケニア最大のアカデミーLigi Ndogoとは?
✓ケニア最大のアカデミーLigi Ndogoのオーナーへのインタビューしてみた!
✓ケニア代表監督にインタビューしてみた!