こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。
今回は、ルワンダにて教育の支援などをしている”ルワンダの教育を考える会”に同行して感じたことをお伝えします!
NPOに同行!ルワンダ「最貧困地域」の知られざる実情
「ルワンダの教育を考える会」
ひょんな縁から編集長はルワンダで活動するこのNPO(NPOの詳細は後筆)と出会い、素晴らしい想いに触れると同時に大きな感動を頂きました!
今回は、番外編として遠い異国で頑張る日本人とその活動から見えてくるルワンダの知られざる実情をご紹介します!
「笑顔を知らない子供たち」
あなたはこんな子供たちが実在すると聞いたら果たして信じることができるでしょうか?
恐らく、ほとんどの人が信じることができないでしょう。
しかし、あなたの想像をはるかに超える「貧困」の中で人が生活すると、その厳しさからそれぞれの人の表情から「笑顔」が消えてしまうということを私は今日知りました。
ルワンダの首都「キガリ」から車で山道を登ること3時間。
通称「ミヨべ地区」と呼ばれるルワンダの「最貧困地域」は確かに存在しました。
NPOの職員の方に事前に聞いていた情報。
それは、
村の人たちは、
✔洋服を1着持っているかどうか
✔収入はゼロ
✔水が出ない期間が多い
✔子供たちは寒さをしのぐために抱き合っている
✔笑わない子供が多い
✔1日1食たべられればいいほう
✔栄養失調で子供のおなかは膨れ上がっている
それらの情報の1つ1つが現実であることを目の当たりにしたとき、私は鳥肌が立ったことを今でも覚えています。
ルワンダの教育を考える会の活動見学!
「ルワンダの教育を考える会」の今日の活動内容は、古着の配給、そして給食の手配(この地区の母親の雇用を生み出すためにこの給食を作ってもらている)、学校の先生への指導の実施。
(栄養失調でおなかが出ている子供たち)
その後、市の職員に連れられて補修が必要な家庭の実態調査。その家を見た瞬間に口から出た言葉。
「ここに本当に人が住んでいるのですか!?」
残念ながら答えは「YES」
地面は土。簡易ベットと数枚の肌着以外のものは存在しない。
ズドン!!!
今まで見てきたアフリカのどの場面よりも衝撃的であったことを鮮明に覚えている。
とても人間が生活できる環境ではない。
ここに住んでいたら生きることへの「希望」など一切ない。
心の底からそう感じた。
さらに深刻な問題は、ここに住む子供たちの中には「笑わない」子供がいること。
いや正確には「笑い方を知らない」子供がいるということを理解。
極限の状況に置かれた子供たちは、笑うことを知らないで成長するという極めて厳しい現実を同時に知る。
それでは、なぜこの地域の人たちはこのような生活を強いられているのだろうか?
ルワンダが持つ暗い過去
標高2000メートルを超えるこの「ミヨべ地区」はあらゆることに不便します。
水がない!
交通の便がほとんどない!
仕事がない!
なぜ、そんな劣悪な環境の場所でこの人たちは生活しているのでしょうか?
それは、ルワンダが持つ歴史と関係します。
ここに住む人たちは「トワ族」と呼ばれる民族です。彼らは元来、森の中で狩猟を行い生活をしてきました。
しかし。ルワンダ政府の意向により、彼らはこの地域への移住を余儀なくされたのです。与えられた土地はあったものの、農耕の手段を知らない彼らはその土地を安値で売却してしまうい、生活の糧を失い、現在の極貧の生活へと繋がっているのです。
今、想うこと・・・
最後に行われた市の職員とNPOとのミーティング。
約2時間にわたり多くの議論が繰り広げられました。
その多くが私には新鮮であり、多くの発見がありました。終盤で市の職員からNPOに対して、
「本当に継続的な支援をしてくれるのか!!?」
そんな質問が飛びました。
その質問にNPOの代表の方が言った一言は私の胸に刺さりました。
それは、
私たちのNPOは大きくありません。大きなこともできないかもしれません。でも、どこよりも強い気持ちで援助をすることを約束します!私たちが最初にここに来た時、子供たちは笑顔を知りませんしでした。しかし、少しずつ笑う子供が増えてきました。そして、そんな子供たちの笑顔が私たちにエネルギーを与えてくれるのです!だから、私たちは中途半端な状況で撤退することは決してありません!
”自分のことよりも先にほかの人のことを考える”
この言葉を実際に行動に移している人を私は初めて目の当たりにしました。
その言葉は、
偽りがなく、
まっすぐで、
確かな覚悟が宿っていました。
人のためにここまでまっすぐに、一生懸命になれる後ろ姿を見ながら、私もこのような「生き方がしたい!」と感じました!
(NPO代表の方。こんな人になりたいと心から願う)
まずは、できること。
それは、サッカーを通じてこの子供たちに「笑顔」を届けること。
何とか形にできるように挑戦します!
最後に、あなたにこの文章を通じて伝えたいことは2つ。
1つは「このような状況で生活している人がいることを知ってもらうこと!」
2つ目は「遠く離れたルワンダで一生懸命に人のために働いている人がいること!」
最後に、貴重な機会をくださった「NPO法人ルワンダの教育を考える会」の皆様、本当にありがとうございました。
☆NPO法人ルワンダの教育を考える会
http://www.rwanda-npo.org/
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