こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224

実は、アフリカでコーチをしていると必ず頼まれる仕事があります。

それは・・・

「試合の分析!」

ジンバブエをはじめとしてルワンダ、ボツワナ、ケニアなどこれまで指導してきた国では100%頼まれる仕事。

ここまではよくある話なのでいいのですが、

問題はその“分析法”の違いにあります。

日本の分析法(後筆)とアフリカの分析法がかけ離れているためにしばしば仕事が前に進まないことがあるのです。

今回はそんな「分析法の違い」に焦点を当ててみていくことにしましょう!


日本の分析法とアフリカの分析法の違いとは!?

「”なぜ”が飛んでいる!!!」

一言でいうならばこれが分析法における一番の相違点です。

どういうことでしょうか?

例えば試合中にとあるDFが裏を取られた場合・・・

日本の場合には“なぜ”裏を取られたのか?

という原因から現象を考えることが多い。

つまり、

・DFがボールウオッチャーになっていた
・パスの出し手への寄せが甘かった
・DFのポジショニングが悪かった

などの観点から原因の追究をすることが多いです。

一方、アフリカでは、

DFが裏を取られた!

よし、

DFを替えよう!

・・・
・・・
・・・

シンプルではあるが、この施策ではなかなか向上していきません。

そんなこんなでこの“なぜ”に注目できるような分析への意識改革を進めているのです。

参考までに、今回コーチたちと共有した“ゲーム分析法”をここで紹介したいと思います!


林雅人氏の効果的な試合分析法とは?

私が分析の際に参考にしている考え方は、

『オランダに学ぶサッカー戦術 練習メニュー120』の著者でありアヤックスの戦術分析も担う林雅人氏の分析法でもあります。

具体的には、

分析をするのは試合の中での以下の4つの局面。

具体的には、

 場面①:ボールポゼッションオポーネント(守備時)
 場面②:守備⇒攻撃の切り替え時
 場面③:ボールポゼッション(攻撃時)
 場面④:攻撃⇒守備の切り替え時

そして、分析の柱となる5つの観点が、

 1: WHEN
  その状況はいつ発生したのか?
2: WHERE
その状況は、グラウンドのどの場所で起こっているのか?
 3: WHAT
ピッチの上で何が起きているのか?
 4: WHICH
その状況において、主要選手は誰か?
5: WHY
その状況になった原因は何か?

であり、

より正確な分析をするための観察眼を養うために必要な要素として林氏が挙げている事柄が、

1: ボールを間接視野に置く
2: 選手1人1人を「駒」のように見る
3: 最初はとにかく「メモ」に残す

です。

実際に、このフォーマットに乗っ取って分析を進めるだけでもかなり具体的かつこれまで気が付かなかったようなチームの問題が浮き彫りになることが多いと言えます。


(分析法の共有)

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編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!

ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?

ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。

その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。

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