こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
アフリカで最も成功しているアカデミーオーナー。
そんな呼び声が高いのがケニアの首都ナイロビにあるLIGINDOGOです。
2002年にたった20数人でスタートした街クラブも今(2018年)では在籍選手400名を誇り、ヨーロッパからも一目置かれるマンモスアカデミーへの進化を遂げました。
(子供たちの様子)
有名なOBとしては、元マンチェスターシティで現在スペイン1部リーグのセルタに所属するスゥエ―デン代表のヨン・グイデッティや、現在中国1部でプレーするティムデ選手など数々の名選手を輩出したことでも知られています。
それだけではありません。
現在ケニアU-17 代表を4名も抱えるなどその勢いはとどまるところを知りません。
料金の未払いなどでサッカーのアカデミー経営が“最も困難”と位置付けられているアフリカにおいて、LIGINDOKOの敏腕オーナーはどのようにここまで導いてきたのか。
今回は、インタビュー形式でその手法に迫っていくことにしましょう!
独占インタビュー開始!
今回は、いろいろ話を聞かてくれるという事でよろしくお願いします。
まずは自己紹介をしてくれますか?
OK。名前はクリス。LIGINDOGOのオーナーをしてる。
LIGINDOGOはいつ頃設立されたの?
2002年だよ。
どうして設立しようと思ったの?
俺はそれまで会社のスポーツ関係のマネジメントをしていた。それこそコカ・コーラやその他の大手企業のスポーツを通じたプロモーション活動を誘致していたんだ。でも、大手企業などは1年か2年ですぐに目移りして他のことを始めてしまう。継続的な支援にはならない。そこで俺自身がアカデミーを立ち上げて継続的にスポーツでの子供の育成に取り組むことにしたのさ。
なるほどね。最初は何人くらいいたの?
最初は20人。今では400人以上いるけどね!(笑)
そこまで会員数を増やすことができた秘訣は何!?
そうだなー。秘訣は3つだな。
1. しっかりとしたコーチを連れてくること。
2. しっかりとした場所と道具を準備すること。
3. そして、全員が家族のように思える環境を作ること。
これに尽きるな。
この3つの条件がそろっているアカデミーはほぼない。つまり他のところにはない魅力となる。よって、宣伝費を賭けなくても「口コミ」で選手は集まってくるのさ!
コーチはどうやって集めてきたの?
俺がすべて自分で連れてきた。時には遠くにリクルートしに行ったっこともあるぜ。
今では優秀なコーチが20人以上いるぜ。
場所はどうやって確保したの?
実はこの場所は借地なんだ。でも月10万円で借りれるとしたら安いもんだろ。
(グラウンドの様子)
なるほど。会員の月謝はいくらくらい?
月に3000円だ。
コーチの給与いくらくらい?
1万円から10万円まで。その能力、働く頻度によって契約内容は変えてあるぜ。
LIGIはTOPチーム(現3部)があるけど将来的にはKPL(ケニアプレミアリーグ)入りを目指しているの?
勿論。3年以内には実現させたいね。
あなたのそのエネルギーはどこから湧いてくるの?
常にオープンで、いろいろな明るいイメージをすることかな。
LIGIを一言でいうと?
スペインのようなテクニカルなサッカーをする家族同然のチームといったところだな。
俺たちは、ケニア人だが、スペインのサッカーを目指している。やってる選手も、見ている選手も楽しくなったら最高だろ!
そうだね。今回は貴重な対談をありがとう!最後に何かある?
是非、日本のチームと試合をしてみたいな。いつでもウエルカムだぜ!
最後に
明るい態度や表情とは裏腹に思慮深い一面が経営者としての顔なのでしょう。
常に周囲に慕われるリーダーは、まだまだケニアサッカー界に新しい風を吹き込みそうな雰囲気を感じました!
お知らせ!
編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。
その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。
この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。
ご連絡
アフリカサッカージャーナルにおいても編集長の豊富なクラブ間、個人間の“人脈”を活かして有望な選手やクラブ間提携のお手伝いをさせていただくことが可能です!
ご興味ある方は是非こちらから!
【AFRICA-SOCCER-JOURNAL公式スポンサー】
ライティング事務所PORKSTAR
【編集長が代表を務める国際NGO】
【ジンバブ侍フットボールプロジェクト(ZSNP)公式HPはこちらから!】