突然の電撃移籍。

近年の横浜F・マリノスには珍しく無名のアフリカ人選手の補強。

しかし、この移籍には注目すべき点が非常に多い。

今回は、横浜F・マリノス新加入したカメルーン代表のオリヴィエ・ブマルの実績、評価、実力ついて見ていく。




ところで“オリヴィエ・ブマル”って誰?


(カメルーン代表でプレーするブマル)


「横浜F・マリノスという偉大なクラブに加入でき嬉しいです。いつも日本のサッカーを見てきましたが、横浜F・マリノスに加入を決めた大きな理由は、偉大な歴史を持つクラブだからです。クラブが4度目のJリーグタイトルを獲れるよう貢献したいと思います。監督として数々の成功を収めたアンジェ・ポステコグルー監督と話し、その目標を達成するための信念と自信を得ることができました。そういった後押しもあり、加入することを決断しました」

とのコメントで今日本では“時の人”となっているブマル。

まずは彼のプロフィールから見ていこう。

オリヴィエ・ブマルはカメルーン出身であり、カメルーン代表の28歳(2018年3月)。
身長174cm体重67kg
利き足は左足
ポジションはMF(右ウイング)
そして、最大の武器はその抜群のドリブルスピードと質の高い“高速クロス”である。

特に、長く在籍したギリシャサッカーの関係者による評価では、

✔元カメルーン代表サミュエル・エトーを彷彿させるスピードを持つ
✔一度身体を寄せようものなら、うまく身体を使い入れ替わることができる
✔ドリブルは緩急をうまく使い、相手ディフェンスを翻弄
✔針の穴を縫うようなラストパスと高速クロス

その能力に対する評価は非常に高いことが伺える。

それでは、ブマルの経歴と実績について見ていく。

経歴から見るブマルのサッカー人生


(中国リーグでプレーするブマル)

まずは、彼がこれまでに所属したチームについて。

【ユース年代】
・ジョージ・フォミンイェンFC(カメルーン) ~2005年
・CFF パリ(フランス) 2005年

【プロとして】
・ギリシャリーグ パネトリーコス 50試合出場(3得点)2010年~2012年
・ルーマニアリーグ アストラ・ジュルジュ 2試合出場 2012年~2013年
・ギリシャリーグ レヴァディアクス 3試合出場 2013年
・ギリシャリーグ イラクリス・プサフナFC 23試合出場10得点 2013年~2014年
・ギリシャリーグ パニオニオスFC 46試合出場9得点 2014年~2015年
・トルコリーグ マーシン・イドマンユーデゥ レンタル移籍
・ギリシャリーグ パナシナイコス 30試合出場2得点 2015年~2017年
・中国リーグ 遼寧宏運足球倶楽部 11試合出場2得点 2017年~
・Jリーグ 横浜F・マリノス2018年~

主にギリシャを主戦場に契約を勝ち取ってきたブマルはヨーロッパ仕込みの戦術眼に加えて1対1の激しい戦いに勝ち続けてきたが故の結果である。
また、近年では中国でのプレー経験もあり、アジアサッカーへの順応も容易であると考えられる。

ブマルの代表歴

“エトーに次ぐ才能”

ブマルはそんな非常に高い評価を受け、天才少年として扱われていた。
その後国内で順調に成長を遂げ2009年にはU-20カメルーン代表に選出されFIFA U-20 W杯に出場。

しかし、期待と裏腹にわずか3試合出場に終わった。

その後、彼は日陰の道を歩むことになる。
約10年にわたり、カメルーン代表に召集されることはなかった。

しかし2017年に転機が訪れる。中国リーグでの活躍が評価され、再び代表に復帰。

残念ながら、アフリカ予選で敗退したカメルーンは2018年ロシアW杯には出場できないが、今後安定して代表に召集され、主軸として活躍する可能性は非常に高い。

最後に・・・

今回、久しぶりにアフリカ選手がJリーグに加入することになった。
近年、Jリーグ内でアフリカ人選手の目立った活躍がない為に、移籍市場からは消えかかっていた存在であるが、もし、ブマルが大活躍をすれば、今後ますますJリーグの中でのアフリカ人選手の価値が向上するだろう。

彼の活躍から、目が離せない。

編集長編集長

大活躍に期待!