未だに謎に満ちたアフリカサッカーの現状。

今回は、南部アフリカのジンバブエ共和国最大のクラブチームであるハイレンダーズFCに潜入し、「とある1日」の練習メニューを公開!

ハイレンダーズFCとは?


(ハイレンダーズFC)

ジンバブエ共和国第二の都市ブラワヨに本拠地を置く1926年に設立され、リーグ制覇9回を誇る歴史・人気・実力を兼ね備える国内最大のクラブチーム。

国民からは“ボッソ”の愛称で親しまれ、本拠地であるババフィールドスタジアムは毎試合2万人以上の観客で埋め尽くされる。(試合のチケット(日本円で300円)を購入する為に食事を抜く人も珍しくない)

(熱狂的なサポーター)

練習メニューを公開!

著者がアシスタントコーチを務めていた(2017年)際の監督はオランダ人のアクベイ氏であった。


(アクベイ氏)

アクベイ氏はオランダのフィテッセなどの指導を経てジンバブエのトップチームを率いることになった。

彼が到着した日はジンバブエはお祭り騒ぎ。監督史上最高額の月給70万円を受け取ることからもその期待の高さがわかる。

彼が志向するのは古き良きオランダサッカー。

4-3-3をこよなく愛し、長身センターFWと両サイドの拘束ウインガーを軸に攻撃を仕掛ける。
守備はゾーンディフェンスを採用し、ハーフェイラインを越えてからボールを再度に追い込み奪うという戦術を落と込んでいた。

これらの哲学を浸透させるための練習メニューは以下の通り。

【W-up】
ジョギング→2人組の基礎(日本でよく行うトレーニング)

【TR1】
パスドリル(トライアングルパス実施)

【TR2】
ポセッション(6VS2、20M×20M、2タッチ以下)

【TR3】
フォーメーションシュートトレー二ング(ビルドアップのパターンの形を指導)

【TR4】
試合

【クールダウン】

オランダ人監督ということもあり、時間を区切り歯切れの良いテンポで練習は進む。

特に、印象的なトレーニングは【TR3】のフォーメーションシュートトレー二ングでチームとしてどのようにボールを運ぶのか。
どのようにゴールを奪うのかを3パターンに分け、共有させていた。そして、実際にリーグ戦ではこの通りにゴールが決まることが多かった。

また、アクベイ監督はユースから積極的に選手を登用しジンバブエA代表にまで育てるなど若手育成にも熱心に取り組んでいた。

中でも当時17歳であったプリンスを抜擢し、彼が大活躍したことは記憶に新しい。

(プリンスはその後1年でジンバブエ代表になり、南アフリカの強豪スーパースポーツに移籍を果たした。)

アフリカでは外国人指導者の流入が加速し、より洗練されたトレーニングが行われています。

編集長編集長

ジンバブエでは本当に多くのことを学びました!