こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
ロシアW杯で強豪国チュニジアを相手に勝ち点一差に泣き、本大会出場を逃したものの近年急成長を遂げているのがアフリカの小国コンゴ民主共和国(旧ザイール)。
近年、その成長速度にアフリカ諸国はもとよりヨーロッパも強い関心を示しています。
それでは、コンゴ民主共和国サッカーの秘訣はどこにあるのでしょうか?
コンゴ民主共和国のサッカー成長の軌跡を調べる中で非常に興味深いアカデミーの存在に突き当たりました。
このアカデミーはコンゴ民主共和国のサッカーの急成長に大きな影響を与えているのです。
今回は、の注目サッカーアカデミーをご紹介したいと思います!
コンゴ民主共和国のサッカーの未来を担うKatumbi Football Academyとは?
実に5回ものアフリカクラブチャンピオンズリーグの優勝経験を持ち、アフリカ随一の強豪クラブとして知られる今後民主共和国のTP Mazembe。
1994年に設立されたこの注目サッカーアカデミーはKatumbi Football Academyといい、 TP Mazembeの下部組織として位置づけられています。
これまでに48名のプロサッカー選出を輩出した実績を持つます。
Katumbiという名前は、TP Mazembeの会長を務めるMoïse Katumbi氏から由来したそう。
ちなみにMoïse Katumbiは政治家、クラブ経営者、FIFA戦略委員なども務め、コンゴはもちろんのこと、世界的な影響力を持つ男です。
(Moïse Katumbi氏)
Katumbi Football Academyの特徴とは?
Katumbi Football Academyの特徴は以下の3つ。
1. ヨーロッパのトップクラブ施設と同等の充実した設備
2. 高いレベルの指導をサッカーと学校双方で受けることができる
3. 徹底した少数精鋭体制をとっている
Katumbi Football Academyは500ヘクタールの敷地内に、グランド、プール、学校、寮を併設しているなどアフリカの中では際立った良質な環境を提供しているのです。
また、サッカー選手の後のキャリア形成にも大いに力を注いでおり、仮に入団できた場合にはフランス語を学ぶことができるほか、高度な教育を受けることができきます。
他のアフリカアカデミーと異なり、11歳~18歳までの徹底した少数精鋭の方針を貫き通していることも人々を魅了する大きな要素の1つだと言えます。
各カテゴリーの上限は20名程度。6000人を超える子供の中から毎年選抜しているのです。
アカデミーのとある1日
【月曜日~金曜日】
6:30 | 起床 | 7:00 | 朝食 |
---|---|
授業 | 8:15~9:15 | トレーニング | 10:30~12:00 | 12:45 | 昼食 | 13:15~14:45 | 昼寝 | 15:00~16:15 | 授業 | 16:45~18:15 | トレーニング | 19:15 | 夕食 | 19:45~21:00 | 自由 | 21:15 | 就寝 |
※土曜、日曜は試合と休息
Katumbi Football Academyの哲学
Katumbi Football Academyの哲学は以下の2つ。
・将来ある若手選手のサッカーレベルを向上させ、明るい未来を提供すること
・1試合でも多く強豪チームとの試合経験を積ませること
これらの哲学は以前AFRICA-SOCCER-JOURNALでも紹介したコートジボワールのASEC Mimosas academy に類似しています。
実は、Katumbi Football Academyはトゥーレ兄弟などを輩出し、大成功を収めているASEC Mimosas academyのような成功を収めるためにASEC Mimosas academyからテクニカルダイレクターを引き抜き、そのノウハウを吸収しているのです。
また、週に1回はボール感覚を効果的に養うために”素足”で練習する日を設けるなど独自のカリキュラムの開発にも余念がありません。
今後ますます急成長を遂げる可能性が高いといえます。
最後に・・・
コンゴ民主共和国サッカーの未来を担うKatumbi Football Academy。
今回の調査ではKatumbi Football Academyがいかに本気で育成に力を入れているかを垣間見ることができました。
今後、Katumbi Football Academyの卒業生が欧州の舞台で躍動している姿を見ることが今から楽しみですね!
お知らせ!
編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。
その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。
この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。
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アフリカサッカージャーナルにおいても編集長の豊富なクラブ間、個人間の“人脈”を活かして有望な選手やクラブ間提携のお手伝いをさせていただくことが可能です!
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【編集長が代表を務める国際NGO】
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