近年急速にサッカーの力をつけている東アフリカの小国ウガンダ。

実は、ここに日本代表の本田圭佑が所有するチームが存在することを知っている人はまだ少ないのではないだろうか。

今回は、著者が自らウガンダのチームに潜入し、その実態とビジネスモデルを大公開!

あの本田圭佑が所有するウガンダのクラブチームとは?


(ブライトスターズの試合)

2017年にウガンダプレミアリーグ(同国1部リーグ)に所属する「ブライト・スターズFC」をメキシコ1部のパチューカに所属する日本代表FW本田圭佑のマネジメント会社「HONDA ESTILO」の子会社である「SOLTILO Uganda」が買収し、同年9月より運営している。

ウガンダの首都カンパラを本拠地とする「ブライト・スターズFC」は1997年に設立され1部リーグでの厳しい戦いを生き抜いてきた。

プレミアリーグで例えるなら吉田麻也の所属するサウサンプトンのようなイメージだろうか。

今回の買収の最大の目的は、

アフリカ人特有の身体能力に加え本田圭佑の考えが詰まった育成カリキュラムを提供することで“アフリカ人の身体能力”に“日本人のメンタル”を掛け合わせたような優秀な選手の輩出を目指す

とされており、2020年東京オリンピックにウガンダ代表として出場する選手を同クラブから輩出することが当面の目標として掲げられている。

なぜウガンダなのか?

本田圭佑はなぜウガンダ選んだのだろうか?

サッカー選手としてだけでなくビジネスマンでもある本田圭佑はアフリカの国を調査するために田淵氏にアフリカ7か国(ザンビア、ボツワナ、ケニア、ウガンダ、ガーナ、南アフリカ、ナイジェリア)の結果ウガンダに選定。

その最大の理由は“予算”

例えばナイジェリアなど西アフリカのサッカー強豪国はクラブを買収する金額が非常に高い。

一方で、東アフリカや南部アフリカではその価格は急激に下がる。

しかし、選手達のクオリティーはそこまで違うことがないというのがウガンダを選定した大きな要因である。

つまり一言で言うとその“コストパフォーマンス”が非常に高いのだ。

他のクラブで活躍する有望な選手を獲得するために必要な金額は驚くほど安い。

そして、その選手を保有して海外のクラブへ売却する際には驚くほどの高額な値段が設定されているのだ。

これが、アフリカクラブ経営ビジネスの神髄であると言える。

通常、クラブ経営の収入源は

1.スポンサー収入
2.入場料
3.グッズ販売
4.スクール・アカデミー運営
5.移籍金

の5つの柱からなる。

経済的に困窮しているアフリカにおいてはスポンサー収入、移籍金による収入の2つしか収入源がないと言える。

つまり、この2つの収入で“黒字”にさせなければアフリカでのクラブ経営は立ち行かなくなる。

しかし、ウガンダであればこの2つの収入源でも十分に採算がとれる。

これは本田が所有するマネジメント会社の広い人脈やJクラブや保有クラブへの売り込みを比較的に簡単に行う事ができるというメリットがこの決断を加速させたともいえる。

実際どうなの? 

著者が自らウガンダに赴き、ブライト・スターズを視察。

一言でいうと・・・

“可能性はかなり高い”

アフリカ特有の抜群の身体能力からくりだされる1つ1つのプレーはまさに迫力満点。

しかし、基本的なボール扱いやキックの精度、グループ戦術などのレベルは極めて低い。故に、移籍した際に、その高度な戦術やサッカーに適応できうるIQを兼ね備えているかが活躍できるか否かの境界線となるだろう。

この取り組みが上手くいけば、コートジボワールから柏レイソル、徳島ヴォルティスを経由して大成功を遂げたデゥンビアのような選手が出てきても何の不思議もない。

実際、ブライト・スターズのエースストライカーでウガンダ代表のネルソン(20歳2018年現在)はJクラブからも熱い注目を浴びているだけでなく、欧州からの打診もある。


(ネルソン選手と編集長)

ここで忘れてはいけないのが、アフリカクラブを経営する際に必要なのは選手を売り込むための幅広いネットワークが必要であること。

ブライト・スターズにはそのネットワークがあり、日本をはじめヨーロッパへの移籍も夢ではない。そして、アフリカに精通した人物を確保すること。アフリカにおける交渉は一筋縄ではいかないことが多い。こればかりは経験を積んだものしか結果を出すことはできない。

これだけの必要条件を満たすことができれば、あなたがたとえ個人投資家であろうが問題なく始めることができるのがアフリカにおけるクラブ経営だと言える。

編集長編集長

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★ブライトスターズHP
http://brightstarsfc.com/



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