こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。

今回のお題は・・・

モロッコ代表です!

5大会ぶり5回目のワールドカップ出場となるモロッコ代表。

グループBでは、ヨーロッパの強豪ポルトガル、スペインそしてアジアのイランと同組になり厳しい戦いが予想されます。

しかし、モロッコを率いるフランス人のエルべ・ルナールは予選突破に向けて絶対の自信を持っています。その背景にはヨーロッパで実績を積んだベテランと非常にポテンシャルの高い若手選手たちが上手く融合したチームに仕上がったことが挙げられるでしょう。

今回は、アトラスの獅子”の愛称で親しまれるモロッコ代表について分析していきます!

モロッコ代表ってどれくらい強いの!?

最新のFIFAランキングで42位のモロッコ(日本60位)は過去4度Wカップに出場し、1986年のメキシコW杯で大躍進したベスト16がこれまでの最高成績です。

そんなモロッコ代表の最大の特徴は何といっても“アフリカのカテナチオ”と呼ばれるディフェンスでしょう。

アフリカ予選では、強豪のコートジボワールや日本と最近親善試合をしたマリなどがひしめくグループCの6試合を得点11、失点0の盤石な戦いぶりでWカップへの切符を手にしました。

“堅守速攻”が最大の武器で、予選のゴールの多くはボールを奪ってから1分以内に決めていることも大きな特徴の1つと言えるでしょう。

モロッコ代表の「アフリカ予選ダイジェスト」はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=a2ZAL5f0eg8

シメオネ監督が率いるアトレティコ・マドリードに少しイメージが近いかもしれません。

それでは、モロッコ代表にはどんなタレントがいるのでしょうか?

招集された精鋭たちを見ていきましょう!

モロッコ代表の招集メンバー

■モロッコ代表のメンバー23名+予備メンバー3名

▼GK
ムニル・エル・カジュイ(ヌマンシア/スペイン2部)
ヤシン・ブヌ(ジローナ/スペイン)
アーメド・レダ・タニャウティ(IRタンジェ)
▼DF
メディ・ベナティア(ユヴェントス/イタリア)
ロマン・サイス(ウォルバーハンプトン/イングランド2部)
マヌエル・ダ・コスタ(イスタンブールBB/トルコ)
バドル・バヌン(ラジャ・カサブランカ)
ナビル・ディラル(フェネルバフチェ/トルコ)
アクラフ・ハキミ(レアル・マドリード/スペイン)
ハムザ・メンディル(リール/フランス)
▼MF
ムバレク・ブスファ(アルジャジーラ/UAE)
カリム・エル・アマディ(フェイエノールト/オランダ)
ユセフ・アイ・ベナセル(カーン/フランス)
ソフィアン・アムラバト(フェイエノールト/オランダ)
ユネス・ベランダ(ガラタサライ/トルコ)
ファイサル・ファジル(ヘタフェ/スペイン)
アミーヌ・アリ(シャルケ/ドイツ)
▼FW
ハリド・ブタイブ(マラティヤスポル/トルコ)
アジス・ブハドゥズ(ザンクト・パウリ/ドイツ2部)
アユブ・エル・カービ(ベルカンヌ)
ノルディン・アムラバト(レガネス/スペイン)
メフディ・カルセラ(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
ハキム・ツィエク(アヤックス/オランダ)
▼予備登録
ワリド・エル・ハジャム(アミアン/フランス/DF)
ヌサイル・マズラウィ(アヤックス/オランダ/MF)
ユセフ・エン・ネシリ(マラガ/スペイン/FW)

このメンバーを見てみると、ヨーロッパのチームに所属している選手たちがほとんどであることがわかりますね。

それでは次に、この中の注目選手について見ていきたいと思います!



モロッコ代表の注目選手は!?

タレントがひしめくモロッコ代表ですが、注目すべきは次の3選手でしょう。

ハリド・ブタイブ(マラティヤスポル/トルコ)

フランスの2部、3部で下積みを10年以上続け、30歳の誕生日をむかえる直前にルナール監督が抜擢した遅咲きの苦労人ストライカーです。

最大の特徴は190cmの身長を活かしたポストプレーと空中戦だと言えます。

アフリカ予選のガボン戦でハットトリックを決めて一躍エースストライカーに名乗りをあげました。

ロシアW杯本戦でも強靭なフィジカルを活かしたプレーでチームを助けます。

メディ・ベナティア(ユヴェントス/イタリア)

続いて紹介するのはアフリカ予選“無失点”の最大の立役者であり、国民的ヒーローであるメディ・ベナティア選手です。

キャプテンそして守備の要を任されるベナティアはかつての英雄ナイベトの系譜を次ぐ強さと巧さを兼ね備えたアフリカ最高峰のCBです。

彼には、ローマ、バイエルン、ユベントスといった一流クラブで培った経験があり大舞台での試合になれていることも大きなアドバンテージです。

さらには、その“人間性”も高く評価されており、率先して規律を守り、ルナール監督の要求に応えることで、ベテランから若手までチームに一体感をもたらしています。

文字通り、チームの大黒柱だと言えるでしょう。

アクラフ・ハキミ

最後に紹介するのは“モロッコ史上最高のSB”の呼び声高いアクラフ・ハキミ選手です。

彼の所属チームはなんとレアル・マドリード。

クラブでは主に右SBを任されていますが、代表では左サイドを根城に幅広く攻守に絡む役割を果たしています。

最大の武器は“ビルドアップの質の高さ”であり、彼のパスを起点に攻撃が活性化することも珍しくありません。

19歳とは思えぬ強靭なメンタルも大きな魅力です。

次に、日本でも大きな話題になったモロッコ代表を率いるイケメン監督について見ていきたいと思います!

“清掃員から監督になった男”モロッコ代表のイケメン” エルヴェ・ルナールとは?

”エルヴェ・ルナール”

アフリカでこの名前を口に出せば、知らない人はほぼいません。

実際にアフリカに住む著者も彼の名前を聞いてみたがほぼすべての人が「あぁ!あのサッカー監督でしょ!」という感じで答えてくれます。

なぜ、ここまでアフリカで圧倒的な地位を築けたのでしょうか?

それは、アフリカの地で前人未到の記録を打ち立てたからに他なりません。

その記録とは、

世界で初めて“アフリカ・ネイションズ・カップ”を異なる2つの国で制覇した男

というものなのです。

参考までに付け加えると、“アフリカ・ネイションズ・カップ”とはアフリカでもっとも権威がある国際大会であり、Wカップの出場権がかかる大会でもあるのです。

そんな経験を十二分に生かし、

今回も十八番の“堅守速攻”をチームに浸透させ予選を無失点で突破した手腕は見事です。

次期日本代表監督の候補者リストにも名前があるそうなので、併せて要チェックです。

最後に・・・

モロッコの堅守がどこまでWカップで機能するのかは大きな見どころでしょう。

W杯グループステージでは、6月15日にイラン代表と、同20日にポルトガル代表と、同25日にスペイン代表と対戦します!

モロッコ代表プロフィール

FIFAランキング:40位
愛称:アトラスの獅子
監督: エルベ・ルナール(2016年~)
Wカップ出場歴:5大会ぶり5回目の出場
最高成績:ベスト16(1986年メキシコ大会)
アフリカ予選:グループC 1位通過(無失点)



【AFRICA-SOCCER-JOURNAL公式スポンサー】
ライティング事務所PORKSTAR