こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。
1996年のアトランタオリンピックで金メダル、2008年の北京オリンピックでは銀メダルを獲得した実力のある個性派のチームであるナイジェリア。
“アフリカ大陸で最もワールドカップ優勝に近い!”
と言われ、不安定な国情の中でもユースは着実に成長させるサッカー大国を特集します!
腐敗認識指数が高いサッカー業界
ナイジェリアにおいて深刻な問題は、サッカー協会の収賄や横領といった“腐敗”だと言えるでしょう。
サッカー協会のスタッフの給与は遅配や未払い状態になっているのが当たり前の状態となってしまっています。
実際、以前ナショナルチームの監督をしていたスティーブ・ケシ監督は給与の未払いが理由で辞任を決意しましたが、大臣が間を取り持ったこともありました。
この時の面白いエピソードとして、7か月分の給与未払いをマスコミに暴露したケシ監督に対して当時のサッカー連盟のアミヌ・マイガリ会長は以下のようにコメントしました。
そんなこと(給与の未払い)で不服を言うのはケシ監督だけ。
他のスタッフは1年以上もらっていない。
(笑)
笑うしかないですね。
日本とナイジェリアの浅からぬ関係
実は、日本とナイジェリアの間には浅からぬ関係があります。
日本が28年ぶりに出場したアトランタオリンピックの予選リーグで、ブラジル、ハンガリー、そしてナイジェリアと同グループで対戦しました。
このとき現日本代表の西野朗氏が率いたU-23はこの時“マイアミの奇跡”を起こすなど善戦したがこの時決勝トーナメントに進出したナイジェリアは、準決勝でブラジルを4-3で破り、決勝でアルゼンチンと当たりました。
197センチの長身ながらスピードとテクニックを兼ね備え、この年のアフリカ最優秀選手を受賞するヌワンコ・カヌや高速ドリブルと技巧的なトリックプレーで世界中を魅了したオコチャなどの活躍で、アフリカ大陸にはじめてサッカー競技の金メダルをもたらしました。
(ヌワンコ・カヌ)
(オコチャ)
その後の2008年の北京オリンピックでも、日本代表U23はナイジェリアと同じ予選グループBに入りました。
この時、日本や敗れましたが、ナイジェリアはグループ首位で決勝トーナメント進出を果たしました。
もって生まれた抜群の身体能力と個人技に加え、相手ディフェンダーを突破するスピードが光るナイジェリアは順調に勝ち進み、またもや決勝戦でアルゼンチンと対戦。
残念ながらこの時は0-1で銀メダルとなりました。
さらに日本とナイジェリアに共通するのが、元日本代表監督のフィリップ・トルシエです。
(トルシエ監督)
実は、トルシエ氏はワールドカップフランス大会に向けてナイジェリアの代表チームの監督に就任しました。
ワールドカップのアフリカ予選を首位で通過し、見事ワールドカップへの切符を手にしました。
そんな有能な指揮官が、たった7カ月で解任されてしまったのは、先を見越して年俸の前払いをサッカー協会に要求したためだと言われています。
また、ナイジェリア以前にはコートジボワール、南アフリカ、モロッコでも監督として功を立てたトルシエ氏は、1998年に当時無名のブルキナファソをアフリカ大陸4強へ導き、“白い魔術師”との呼ばれるようになりました。
最後に・・・
以外にも共通点が多いナイジェリアと日本。
ロシアW杯でも決勝トーナメントで会うことができればいいですね!
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