こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。
長らく不振を極めていたアフリカサッカーが変革期を迎えようとしています。
これまで深刻な財政難が原因で時には国際大会が開催できないという事もありました。
しかし、そのような厳しい時代も終焉を迎えることとなりました。
実は、2016年から石油や天然ガスなどを販売する大企業であるTOTALが8年間にわたりアフリカサッカー連盟(CAF)のメインスポンサーになることが決定したのです!
今回は、この大型契約がアフリカサッカーにもたらす変化について見ていきましょう!
そもそもTOTALってどんな会社?
TOTAL.S.Aはフランスに居を構える石油や天然ガスを取り扱う世界でTOP7に数えられる超大手の石油会社です。
第一次世界大戦後の1924年に設立され、第2次世界大戦後はそのM&Aを繰り返し、サウジアラビアへ進出します。
ここ、アフリカでもいたるところにTOTALのガソリンスタンドが建てられており、TOTALはアフリカの人たちの日常に欠かせない存在となっているのです。
気になる契約内容は・・・
アフリカサッカー連盟(CAF)とTOTALの契約期間は2016年から2024年の8年間です。
具体的な金額は公開されていませんが、アフリカで開催される主要大会の全ての大会のスポンサードを引き受けています。
それに加えて、
・子供たちに夢を与えるために、ボールボーイを無償で国際試合に招待する
・アフリカの主要大会のTV放送がアフリカのローカル放送でも視聴可能にする
・アフリカサッカーのソーシャルメディアやアプリを充実させる
なども契約条項に盛り込まれています。
なぜ、アフリカサッカーのスポンサーになったのか?
多くの企業がアフリカ事業へのスポンサーへの進出はおろかスポンサードでも二の足を踏む中、なぜTOTALは前に進むことを決意したのでしょうか?
以下はCEOの言葉です。
私たちは80年以上に渡り、アフリカと共に成長してきました。44カ国以上の国々と共にビジネスをしてきたのです。毎日200万人以上の人たちに石油を販売し、4200以上ものガソリンスタンドを配置しています。
そんな長い付き合いのアフリカにおいて、サッカーはただのスポーツではありません。サッカーは時には国と国を繋げ、時には内紛を終息させ、多くの人の夢と希望なのです。
私たちTOTALはそんなアフリカの希望に感謝と希望をもって投資させて頂きます。
アフリカと共に成長してきたTOTALらしい理由だと言えますね。
今後の展望
スポンサードは非常に喜ばしことですが、アフリカにおいては汚職や贈賄は日常茶飯事です。
スポンサーの費用がどこで、どのように使われているのかを細かく管理できるかどうかは非常に重要です。
このあたりの問題がクリアできれば施設面でも運営面でも飛躍的な成長を遂げることができるようになるでしょう。
【AFRICA-SOCCER-JOURNAL公式スポンサー】
ライティング事務所PORKSTAR