こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
先日、2021年のAFCONの出場権をかけた競合ガーナとの大一番で見事勝利を掴んだケニア代表。
戦力的には圧倒的な不利でありながらその的確な采配でケニアを勝利に導いたフランスの知将セバスティアンに今にわかに注目が集まっています。
今回、編首長はセバスティアンを直撃し、見事にインタビューの機会を得ることに成功したのでアフリカを知り尽くした彼の指導哲学を是非お楽しみください!
それでは早速インタビュー開始です!
インタビュー開始!

今回はインタビューを快く引き受けてくれて本当にありがとう!いろいろ勉強させてください!

気にしないでください。なんでも聞いてくださいね。

実はこの前のガーナ戦はスタジアムで応援していたんですよ!感動をありがとう!

そうでしたか。こちらこそ応援ありがとう!

それでは質問していきます。なぜケニア代表監督を選んだのですか?

コンゴ代表との契約を終えて、いくつかオファーがありました。決め手は子供たちと妻の環境と自分自身の英語力を高めるため、そして何よりケニアの選手と国にポテンシャルを感じてケニア代表監督を引き受けることにしました。

英語は上手じゃないですか!

いや。これでも勉強中なんだ。まだまだ勉強が必要です。

なるほど。お互いに勉強頑張りましょう(笑)。何年の契約ですか?

3年だよ。AFCON2021へ出場することが最大のミッションなのです。

ケニアサッカーの良い点と悪い点を教えてくれますか?

まずは良い点から。選手のポテンシャルは計り知れないものがあります。特に身体能力はミラクルです。オルンガやワニャマはその中でも群を抜いていますね。
悪い点は、スケジュールです。代表戦の3日前に国内のリーグ戦が組まれているなど、代表選よりも国内リーグに重きが置かれている印象を受けます。これは改善していかなければならない点だと言えます。

あなたのサッカー指導における哲学は何ですか?

私の哲学は“適応性”です。つまり、その時々の国の特徴、選手の能力、相手のパワーなどをすべて考慮してサッカーや戦術を決めます。また、個人に依存したサッカーではなく常に組織として機能させることが得意です。敢えて名前を出せばアトレティコマドリッドのシメオネ監督に哲学が近いかもしれません。

これまで指導した中で最も印象に残っている選手は誰?

それはアデバヨールですね。私が昨年トーゴ代表を率いてアフリカの国際大会へ出場をした際に、アデバヨールから代表でプレーしたいとの要請をうけました。彼は当時所属クラブがなく、6カ月ほどフリーの状況でしたのでとてもサッカーができる状況ではありませんでした。そこで私は2カ月間毎日8時からトレーニングを課しました。1日でもさぼれば代表入りはなしという条件で。
彼は見事にやり切りました。そして本大会のメンバーに入ったのです。
(アデバヨール選手)

それはすごい経験ですね。アデバヨールやオルンガなどのスター選手には共通点があるものなのですか?

カリスマ性と強いメンタルですね。並の選手は、満員のスタジアムのロッカールームでは足が震えています。しかし、アデバヨールなどはプレッシャーを上手く力に変えられるのです。それは揺るぎない自分への自信が可能にしてくれるものなのです。

スター選手を扱う上で大切なことは何ですか?

他の選手と対等に接すること。そしてプロに徹することです。駄目なことはダメだと強く怒ることで逆に良い信頼関係を築けるようになるのです。

勉強になります。W杯の日本戦は見ましたか?

みました。最後のベルギー戦は残念でしたね。

どうすればよかったですか?

2-0の戦い方をしていませんでしたね。これは完全にスタッフのミスだと言えます。最後の本田選手のCKもそうですが経験不足が露呈した結果になったと言えるでしょう。そういう意味では、ハリルであればその辺の試合運びはうまいですがね。

なるほどです。指導者としての夢はありますか?

Wカップに出ることです。またアジア方面で監督をすることも私の夢の1つです。

そうなんですね!そうしたら私をコーチングスタッフに入れてくださいね(笑)

もちろんです(笑)

今日は本当にありがとうございました。たくさんのことを勉強できました。

こちらこそありがとう。私の連絡先とCVを渡します。アジア方面で良い話があれば紹介してください!

わかりました。代理人はいますか?

アフリカ方面の代理人はいますがアジア方面はいません。募集中です。契約上は問題ありません。

それはナイスです!お力になれるように頑張ります!

ありがとうございます!
最後に
アフリカの代表で長年生き抜いてきた人はやはり特別な雰囲気を持っていました。
規律を重視しながらも選手と気さくにコミュニケーションをとることができる絶妙な“距離”の取り方は彼の経験から得た術なのだろうと思いました。
さて、日本をはじめ、アジア方面に絶賛興味があるそうです。
ご興味ある代理人の方やクラブがあればい繋ぎいたします!
【セバスティアン・ミグネ】
国籍:フランス
生年月日:1972.11.30
指導歴:
2013 DRコンゴU-20監督
2017-2018 コンゴ共和国代表監督
2018- ケニア代表監督
ご連絡
アフリカサッカージャーナルにおいても編集長の豊富なクラブ間、個人間の“人脈”を活かして有望な選手やクラブ間提携のお手伝いをさせていただくことが可能です!
ご興味ある方は是非こちらから!
【AFRICA-SOCCER-JOURNAL公式スポンサー】
ライティング事務所PORKSTAR
【編集長が代表を務める国際NGO】
【ジンバブ侍フットボールプロジェクト(ZSNP)公式HPはこちらから!】