こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224

突然ですが、選手の価値はもちろんその能力で大きく変わりますが、最近お世話になっている代理人の方のお話ですと、年齢、代表歴、そして『どこのリーグでプレーしているか?』ということも大きな指標となっているそうです。

そして、驚くべきことにそれぞれの国のリーグは細かく分析されてレベル分けされているとのことなのです。

そんな貴重な情報を入手した今、アフリカサッカージャーナルとしてはアフリカのローカルリーグのレベル分けをしないわけにはいきませんよね?

それでは早速アフリカローカルリーグ最強の国を見ていきましょう!

アフリカで一番強いと評価されるリーグはどこ?

実は、各国のリーグのレベルは競争力、資金、各地域のチャンピオンズリーグにおける成績などを基に細かくレベル分けがなされています。今回は、CAF(アフリカサッカー大陸連盟)のレベル分けを基に、アフリカの最強ローカルリーグTOP10を発表します!

それでは見ていきましょう!

TOP10:Castle Lager Premier Soccer League【ジンバブエ】

第10位はジンバブエのCastle Lager Premier Soccer Leagueでした。ジンバブエは南部アフリカ最強国として知られ、ビリアットやハデべ選手などを筆頭に多くのタレントを輩出している近年急成長を遂げている注目国の1つです。国内リーグのレベルも高く、ダイナモス、ハイレンダーズなどは圧倒的な人気を誇ります。

TOP9:MTN Elite One【カメルーン】

エトーやエムボマなどを輩出したタレント大国カメルーン。国内リーグの競争力、レベルもやはりアフリカのTOP10に入るレベルでした。

TOP8:Ligi Kuu Bara【タンザニア】

観光大国として知られるタンザニアですが、見逃せないのがサッカーの国内リーグです。
豊富な資金力で国外から有望な選手を獲得し、リーグのレベル向上を図っています。

TOP7:Linafoot【コンゴ民主共和国】

1958年から続く歴史あるアフリカのリーグがコンゴ民主共和国のLinafootです。Linafooの価値を圧倒的に上げているのがアフリカレアルマドリッドと呼ばれるDC Motemaであると言えるでしょう。ダービー戦には8万人の観衆が入るなどアフリカには珍しいその観客動員数もそのリーグの価値を大きく上げていると言えるでしょう。

TOP6:First Capital Plus Bank Premier League【ガーナ】

1956年に設立され、Asante Kotoko and Hearts of Oakの2強を中心として長らく愛されてきたリーグですが、2018年に発覚したガーナサッカー協会の不正発覚に伴うリーグの無期限中止のあおりを受けてその評価を落とすことは必死だと言えます。

TOP5:Nigeria Premier League【ナイジェリア】

Nigeria Premier Leagueはナイジェリアの最大手のテレコミュニケーション企業のGLOBACOMのスポンサー獲得に成功し、安定したリーグ運営が高く評価されました。これまでに、オコチャやオリセー、カヌなど超一流の選手を数多く輩出していることからヨーロッパからも大きな注目を浴びています。



TOP4:Kenyan Premier League【ケニア】

世界的に有名なベッティングカンパニーのスポーツペサをスポンサーに獲得し、大きくその価値を伸ばしてきました。国内はゴルマフィアとAFCレオパードの2強で近年ではCAFチャンピオンズリーグでも大きな成績を残していることからリーグの評価も上がっています。トッテナムのワニャマや柏レイソルのオルンガなどを輩出しているケニアサッカー自体にも熱視線が注がれています。

TOP3:Premier Soccer League 【南アフリカ】

言わずと知れたアフリカトップクラスのリーグです。アフリカで初めてのW杯を可能にした充実のスタジアムや練習環境、Jリーグを凌ぐとも言われる選手へのサラリー。これら一つ一つの要素がアフリカ中の選手の注目を集め、各国から集まる代表クラスの実力者のみで構成される魅力あふれるリーグです。中でもカイザーチーフス、オーランドパイレーツ、マメロディ・サンダウンズは圧倒的な人気と実力を誇ります。

TOP2:Egyptian Premier League 【エジプト】

名門アルアハリを筆頭に長らくアフリカサッカーをリードしてきたEgyptian Premier League。
優秀なタレントと資金力で毎年のようにCAFチャンピオンズリーグのファイナリストに駒を薦めます。また、CAFの本部がエジプトの首都カイロに設置されていることからもアフリカサッカーの中心であることがわかります。

TOP1:Tunisian Ligue Professionnelle【チュニジア】

アフリカランキング最強を誇るチュニジア。国内リーグもエスぺランサなどの競合を筆頭にレベルの高い戦術とサッカーを繰り広げます。国内リーグから欧州に移籍する事例も多く、欧州からの評価が非常に高いです。

アフリカのローカルリーグが抱える課題と未来の展望

アフリカのローカルサッカーリーグは往々にして2つの課題を抱えています。

それは、

1.観客数不足
2.タレント不足

というものです。

実は、アフリカの多くの観客は自国のリーグよりも欧州のリーグ観戦に重きを置いておりローカルリーグを観戦に行く人は稀です。故に、観客席はガラガラという状況が多いというのが現状なのです。
また、若く優秀なタレントは早い段階でヨーロッパにスカウトされて渡欧する為に国内リーグにいる選手の質はお世辞にも高いとは言えません。この辺りは、解決が求められるアフリカローカルリーグの課題だと言えるでしょう。


(ガラガラのスタジアム)

一方で、埋もれている超逸材がいることも確かです。柏レイソルのオルンガやトッテナムのワニャマ選手などはケニアのプレミアリーグでプレーしていましたし、ギニアのナビケイタ選手や2部リーグから欧州に渡り、トップレベルまで上り詰める選手まで数多くの才能に溢れる選手がいます。そのような選手のプレーを観れることは大きな喜びであり、リーグのポロモーションを上手くできれば人気が出てくる可能性も十分にあると言えるでしょう。


(ケニアプレミアリーグ時代のオルンガ)

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