
“正直見ているのが辛い・・・”
もしかしたら今この文章を読んでいるあなたも名将サー・アレックス・ファーガソン退任以降の名門マンチェスター・ユナイテッドの失墜ぶりに心を痛めている多くのサッカーファンのうちのお一人かもしれません。
そんなマンUをこよなく愛するあなたに一つの朗報が届きました。
それは、
“名門マンチェスターユナイテッド復権に向けた最後のピース”
とも揶揄されるナイジェリア人ストライカーが中国から移籍してくるというものです。
おそらく多くのマンUファンが、そんなナイジェリア人ストライカーの詳細が気になっていることでしょう。
そこで、今回は移籍ウインドウぎりぎりでマンUが獲得した流離のナイジェリア人ストライカーの特徴をどこよりも詳しく見てきたいと思います!

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マンUが獲得したナイジェリア人ストライカーって何者?

“ナイジェリアのエトー”
ナイジェリア人ストライカーオディオン・イガロはその爆発的なスピードと圧倒的な決定率からこのようなニックネームで揶揄されている逸材です。
現在30歳のイガロ選手はこれまでにセリエAのウディネーゼやスペインリーグ1部のグラナダ、プレミアリーグのワトフォードなど欧州3大リーグでプレーした経験があります。
また、プレミアリーグでは2015/16シーズンのワトフォードで15得点を挙げるなどの活躍をみせ、ビッククラブがこぞって獲得に乗り出したほどの逸材として広くその名を知らしめていました。
高額な移籍金とサラリーが決めてとなり渡った中国では長春亜泰と上海申花でプレーし、3年間でリーグ戦72試合出場46得点を記録しました。
彼の最大の武器は
“個の力でシュートまでもっていく複数の型を持っていること”
だと言えます。
実際のプレーはこちらから!
ピッチの場所やパスの質を問わずに個の力で状況を打開することができるイガロ選手の特徴は絶対的エースであるラッシュフォード選手の代役にぴったりな人材として選ばれたとしてもなんの不思議もないでしょう。
オディオン・イガロのプレースタイル選手がマンUで求められる役割とは?
「オディオンは経験豊富な選手だ。我々のチームにいてくれる短い期間の中で、異なるタイプのセンターフォワードとして新たなオプションを提供してくれる。非常にプロ意識の高い素晴らしい選手だ」
これは現指揮官であるスールシャール監督の言葉です。
それでは、彼が言う“新たなオプション”とはどのようなものなのでしょうか?
それは、
“起点となる”
ということです。
具体的には、これまでにマンUの攻撃時に影を潜めていた
✔効果的な縦パスを受けることができる“ポストマン”の役割!
✔クロスボールを確実にスコアできる“決定力”!
✔豊富な運動量で前線のパスコースを限定する“第1DF”としての役割!
・・・
といった役割が求められているのです。
オディオン・イガロの知られざる感動秘話

“オールド・トラフォードでプレーをする!”
このイガロ選手はこの大きな夢を叶えることに成功しました。
しかし、彼にはどうしても叶えたい夢がもう1つあることを知っている人は少ないでしょう。
もう一つの夢。
それは、
“サッカーを通してナイジェリアの厳しい環境にいる子供たちの可能性を広げること!”
なのです。
そんな人生のもう1つの目標を実現すべくイガロ選手は2017年12月にナイジェリア・ラゴス北部の貧困に苦しむ郊外のイジェグンに「イガロ孤児院」が開設してました。彼はこの孤児院開設のために約100万ポンド(約1億2000万円)を費やし、30〜40人の子供を収容できる施設の実現に尽力したのです。この施設では、18歳になるまで学問とスポーツを通して子供たちの成長をサポートしていく運びとなっています。
彼は、この施設の設立にあたりこんな想いを語っています。
両親が私の側にいたにも関わらず、人生は十分に厳しいものでした。言うまでもなく、孤児の方がさらにひどいものであり、彼らの人生に光を導くというこのまれな特権を私に与えてくれたことを心から嬉しく思います。
人生に影響を与えることを夢見ていますが、これは正しい方向への一歩です。人生が前向きに変化し、孤児院の目的と目標が完全に満たされ、明日のリーダーである子供たちが守られることを願っています。
はぁ~
彼の優しさがにじみでたこの話に心を暖められた人も少なくないのではないでしょうか?
彼の人柄と多くの人から愛されている理由がよくわかるお話ですね。
今後のイガロ選手の活躍を祈りましょう!