こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。

今回は、編集長がジンバブエのプロサッカーチームと契約し、試合に出場した際に感じたことなどをご報告いたします!

それでは早速見ていきましょう!

編集長がジンバブエのプロサッカー選手に!?

”選手の進路が決まらない!”

これは、2015年.当時ジンバブエのREALSTARSFOOTBALLCADEMYにてサッカーを指導していた際にチームが抱えていた大きな問題です。

REALSTARSFOOTBALLACADEYはジンバブエ第2の都市「ブラワヨ」の貧困地域「マココバ」地域にあるU6からU18までの子供たちが集まるサッカーチーム。

このチームのレベルは高く、中にはジンバブエの国内で2人しか入ることができないフランスへのサッカー留学に選ばれたりする子もいる名門です。

また、監督であるクレメント氏の指導レベル・求心力も高くアカデミーの大きな財産となっています。

しかし問題があります。

それは、

”U18を終えた進路で、サッカーを続けたくても続けることができない子供が非常に多い!”

ということです。

そして、その一番の原因。

それは、

「アフリカの文化」

つまり、

「コネ」なのです。

アフリカでは、コーチにお金(わいろ)を払う、監督にお金を(わいろ)を払うことでプロのサッカー選手になれる場合があります。

特に、経済的に困窮しているジンバブエなどは顕著にその傾向が表れているのです。

もう一つは、「繋がり」。

いわゆる「コネ」です。

プロのチームの権力者に対するパイプを持っていなければ「スカウト」という文化が乏しいアフリカでは素晴らしい選手でもサッカーで生きていくことは難しいのです。

実力があっても所属チームが見つからない!

という不思議な現象の原因はまさにここにあると言えます。

そこでコーチたちに頼まれた一言。

”コネを作ってきてくれ!”

・・・!?
・・・!?

とりあえず返事は「OK」

But!

どうすればいいだろう・・・

悶々としていたところに新聞の記事にDIVISION1(二部リーグ)のセレクションが開催されるという記事を発見!

すぐさま練習に参加!



トライアウトへ参加!

3か月毎朝練習に参加(7~9時)。当初100人ほどいたトライアルの選手たちも気が付けば10人程度に。

結果的に著者は「日本人」ということもあり、珍しがられて加入が認められる!

その後、日本から国際移籍証明書を発行してもらい正式に加入!

ここでチームの紹介を少し・・・

【チーム名】
TARENVISIONFC
【所属カテゴリー】
ZIMBABWE FOOT BALL LEAGUE DIVISON1
【在籍人数】
30人(平均年齢20代前半)
【コーチ・スタッフ】
5人
監督、AC、フィジオ、メディカル、マネージャー、経理

結果的には、

✔1年間在籍
✔12試合出場(SB)

この経験の中で感じたことは3つです。

それは、

1. 選手のポテンシャルが異常に高い!
2. コーチングのレベルが異常に低い!
3. 想像以上のヨーロッパの国々がビジネスをしている!

なのです。

ここはアフリカローカルリーグを理解するうえで大切になるので1つずつ丁寧に見ていきましょう!



1.選手のポテンシャルが異常に高い!

1つ目の選手のポテンシャルが異常に高い!についてです。
特に、

✔走る
✔飛ぶ

などの能力に関しては日本とは比較になりません。

また、給水なしで40度の炎天下の中90分走り続けることが可能です。

2.コーチングのレベルが異常に低い!

2つ目のコーチングのレベルが異常に低い!についてです。

”戦術がない!!”

一言でいうとこうなります。

練習は毎日監督の気分。時には4時間、時には30分で終わります。練習のメリハリはゼロ。

これだけの選手をそろえているのだからしっかりと鍛えればかなりの選手が育つのではないかと感じました。

3.想像以上のヨーロッパの国々がビジネスをしている!

最後の想像以上のヨーロッパの国々がビジネスをしている!についてです。

アフリカのサッカー先進国。

それはカメルーン、ナイジェリア、そしてガーナなどです。

そして、そこに在籍している選手はすでに高い値段がつけられているという現実があります。

一方でサッカー後進国であるジンバブエなどは選手の値段は安価です。

ここに目を付けたヨーロッパのクラブが選手を買いに来ているのです。

実際私のチームもスロバキアのクラブと提携し、監督はスロバキア人でした。毎年良い選手をスロバキアに連れていき、売却して利益を上げていました。

このように、今後ますますアフリカのサッカー後進国の選手たちが移籍市場をにぎわす可能性は極めて高いと言えるのです。

ここでうれしいニュース!

2017年!

”編集長が指導していたリアルスターズから編集長がプレーしていたタレンビジョンに正式に選手の加入がきまりました!”

感無量です!

そして最後に。

時には共に笑い、時には喧嘩し、時にはうれしさのあまり裸で踊り(笑)、時には夜酒を飲みに出かけ、時には理不尽な走りに歯を食いしばって乗りこらえた大切なチームメイトたちに。

本当にありがとう!

みんなのこれからの活躍を心から願います!

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アフリカサッカージャーナルにおいても編集長の豊富なクラブ間、個人間の“人脈”を活かして有望な選手やクラブ間提携のお手伝いをさせていただくことが可能です!
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