日本初!ジンバブエの若きカリスマセンターバックを特集!
こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)
突然ですが、今回はアフリカ随一の育成大国と呼ばれるジンバブエ共和国が生んだ将来性豊かなディフェンダーについて紹介していきたいと思います!
ティーンエイジ リンガニ ハデべ(Teenage Lingani Hadebe)
1995年生まれ若干22歳(2018年現在)の大型新人。
そして、アフリカ・ジンバブエの貧困地域“マココバ”が生んだセンターバック。
恐らく、彼の名前・顔さえも知らない人が多いのではないでしょうか?
しかし、彼は間違いなくBIGになる可能性を秘めている。故に、是非とも名前と顔を覚えていただきたい逸材なのです。
そもそもハデべとは?
彼の最大の武器。
それは、
対人(1対1)での強さだと言えるでしょう。
特に、空中戦でその実力いかんなく発揮されます。
加えて、左足から繰り出される強烈かつ正確なキック・強いキャプテンシーでも多大なる貢献します。
身長は180cmと現代サッカーにおいて大きいといえる身長ではないかもしれませんが、彼の身体能力は計り知れません。
彼が最大の憧れとして挙げる選手は「セルヒオ・ラモス」
サッカー好きであるなら誰もが知っている世界を凌駕するスペイン人センターバックです。
著者はそんな彼と何度かジンバブエでプレーする機会を持ったが、その抜群の身体能力から生み出される数々のスーパープレーに、将来はJリーグでプレーしてほしいという密かな想いを抱いていたのです。
近代サッカーでは、センターバックにはディフェンス力に加え、得点能力も必要不可欠なものとなっています。
具体的には、
✔試合中にボールにかかわる積極性
✔ディフェンスの要であることはもちろん、ゲームを下から組み立てる・攻撃の始まりという役割
✔ディフェンス能力、空中戦での強さ、パス能力、メンタル・フィジカル強さ
などが挙げられます。
その中でも必要不可欠な要素が“セットプレーでの得点力”。つまり、ヘディングの強さであると言えます。
幸いにもこの点において、ハデベの右に出る選手はジンバブエには存在しませんでした。
センターバックでありながらナショナルチームで「11戦4得点」(2018年現在)をあげているのです。
ジンバブエでの原点
ハデベはジンバブエの「バンツーローバーズ」でサッカー人生をスタートさせました。
その後、ジンバブエのビックラブである「ハイランダーズ」への移籍(2015年)を果たします。
当時も彼の左足のしなやかなパス、対人での強さには同ポジションとして魅力さえ感じていた。
その後、ジンバブエのチキンインへと移籍し、チームのタイトル獲得に大きく貢献(2016年)
そんな活躍が評価され、ジンバブエ代表にコンスタントに呼ばれるようになるのです。
“兄のような存在”ナカンバとの出会い
マーヴェラス・ナカンバ。ハデべのストーリーを語る際に彼の存在を無視することはできません。
彼もまた、ジンバブエ代表を背負う24歳(2018年)のミットフィールダー。
ハデベとはバンツーローバーズで共にプレーした間柄です。(2010-12年)
ハデベは2つ上の彼のことを慕っており、彼の経歴、経験、そして生き様が彼のキャリアに大きな影響を与えたことは間違いないと言えます。
参考までにナカンバの経歴を記載すると・・・
・2012年リーグ・アン(フランス)「ASナンシー」へと移籍(トライアウト合格)
・2014年にトップチームへと上がるがわずか2試合の出場で移籍
・2014-17年エールディヴィジ(オランダ)「フィテッセ」へと移籍(67試合に出場)
・2017年にはジュピラー(ベルギー)「ブルッヘ」へと移籍
数々のチームに渡りプレーする彼に大きな刺激を受けていたに違いありません。
今でも週に1回は連絡を取る
というナカンバの存在は、ハデべの飛躍に一役買っているです。
そしてハデベもまた国境を越えることになるのです。
新しい冒険!南アフリカの強豪カイザーチーフスへ!
カイザーチーフス 南アフリカプレミアリーグ(略称:PSL)にそのクラブは在籍しています。
アフリカ内には大きなリーグがいくつかあるが最大にして最強のリーグがこのPSL。
彼はシーズンが始まると、10試合連続出場(2018年)を果たしており、安定した守備力と対人における強さが現地でも高く評価されています。
新境地の南アフリカ「カイザーチーフス」での今後の活躍もそうであるが、ジンバブエ代表での活躍が非常に楽しみですね。
そして、彼の持ち味であるヘディングを活かした「移籍後初ゴール」に期待していきましょう!
今後のジンバブエ代表を背負っていくであろう、キャプテンシーを持つハデベの姿はたくましさを感じます。
最後に・・・
ハデべと初めて出会ったのは著者が青年海外協力隊としてジンバブエに赴任していた2015年。ジンバブエ第2の都市であるブラワヨのスラム地域である“モココバ”と呼ばれる場所に彼はいました。
当時、ジンバブエのビッククラブでプレーしていた彼はもはやそのようなスラム街に住む必要はない。しかし、彼はそこに住み続けました。
なぜか。
彼は、自分の練習が終わると、子供たちにサッカーを教えてあげていたからなのです。
“自分自身のように、サッカーを通して貧しさから脱却ほしい”
時に厳しく子供たちを叱る彼の姿からはそんな決意を読み取ることができました。
そんな心優しく、人格者な一面を持つハデべの今後のさらなる活躍を見守っていきたいですね
(ハデべが指導していたブラワヨ、マココバ地区の子供たち)
お知らせ!
編集長が代表を務めるNGOジンバブエ侍フットボールプロジェクトがジンバブエでサッカーアカデミーを設立しました!
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは?
ジンバブエ侍フットボールアカデミー(ZSFA)とは、「ジンバブエの厳しい環境下にいる子供達の可能性を広げる」ことを最大の目的として2018年に設立されたサッカーアカデミーです。
その最大の特徴は、編集長が4年間の間にアフリカ5ヵ国3000人以上の子供たちを指導する中で「アフリカ人の身体能力×サッカーIQ×日本人のメンタリティ」を最も効率的に落とし込むことができる「ZSFAメソッド」を使ったトレーニングだと言えるでしょう。
この“ZSFPメソッド”を通してジンバブエから世界で活躍できる選手の育成を目指します。
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アフリカサッカージャーナルにおいても編集長の豊富なクラブ間、個人間の“人脈”を活かして有望な選手やクラブ間提携のお手伝いをさせていただくことが可能です!
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【編集長が代表を務める国際NGO】
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