コロ・トゥーレ

ヤヤ・トゥーレ

サルモン・カル―

今や、世界的なスターと言われるこれらの選手たちが、実は同じアカデミー出身であるという事実を知る人は少ない。

それだけではない。

コートジボワール代表に名を連ねるメンバーの実に8割以上が同じアカデミーであるという事実を知る人も少ない。


赤い丸”とあるアカデミー”出身の選手)

さらには、

そのアカデミーが“アフリカの選手育成工場”と呼ばれ、世界中のスカウトがひっきりなしに訪れているという事実があることを知る人はほとんどいない。

今回は、日本のサッカークラブ関係者に向けてそんなコートジボワールの選手育成工場についての特集!

アフリカの選手育成工場の異名を持つアフリカ最大のアカデミーとは?

コートジボワール最大の都市アビジャン。

そこにアフリカの選手育成工場と言われるASECミモザは陣を構える。

ASECミモザはアカデミーからトップチームまで抱える国内最大かつ最強のクラブチームであり、国内リーグ、カップは勿論のこと1998年にはアフリカチャンピオンズリーグを制した実績を持つ。

現在、コートジボワール代表選手の8割はここASECミモザの出身選手であり、コロ・トゥーレ、ヤヤ・トゥーレ、サルモン・カル―、ウィルフレッド・ザハ、アブドゥル・ラザックをはじめとしたそうそうたる顔ぶれがASECミモザの卒業生として名を連ねる。

それでは、なぜASECミモザはアフリカの限られた環境の中でここまで大きな成果と成長を遂げることができたのであろうか?

その秘密をASECミモザの特徴から紐解いていく。



ASECミモザの特徴とは?

ASECミモザの育成方針は、

「若手選手達に成功を掴むチャンスを与えること」

であり、それを実現させるための最大の特徴が洗練されたトレーニングカリキュラムにある。

練習は毎日二回行われ、生徒達は朝の6:30から夜の8:30まで一日中プロになるための勉強に励む。

グランド、用具、プールなどの施設も最高の状態に整備される。

ここではメンタル面が特に重視され、比較的手早く身に付く技術を中心に育成が行われている。

厳しい練習の中でも選手達の闘争心を煽ってアピールさせるのではなく、共同で学ぶという環境が保たれている。


(練習の様子)

設立からわずか5年でASECはアカデミー卒業生を中心としたチームでアフリカチャンピオンズリーグを優勝し、育成は見事実を結ぶこととなった。

ヨーロッパのスカウトはすぐにこれに目を付け、次々と若手選手を引き抜いていった。

その後、ベルギーやフランスをはじめとした国のクラブと次々と提携を結び、気が付けばアフリカの選手育成工場という異名を得ていたのである。

ここで忘れてはいけないのが、ジャン=マルク・ギユーという人物の存在。

彼は、1993年にアカデミーを整備し、高度なカリキュラムと優秀なコーチを連れてくることで他のアカデミーとの差別化を図り、優秀な子供たちを集めることに成功した。

また、

アフリカチャンピオンズリーグは海外クラブが最も注目するアフリカの大会であり、17~18歳の選手にとってまたとない好機となる

として、アフリカチャンピオンズリーグを若手選手をはばたかせるための重要な手段として捉え、そこで結果を出すためにトップチームの強化も怠ることはない。

最後に

ASECミモザに入ることがコートジボワールのサッカー少年たちの大きな夢。

優秀な選手たちでひしめき合うアフリカが抱える問題は、その選手たちが日の目を見ることなくひっそりと引退していくということ。

しかし、世界中にパイプを持つこのようなアカデミーは今後も多くの選手たちの夢を後押しすることだろう。

ちなみに、柏レイソルや徳島ボルティスで大活躍し、その後世界への舞台へと活躍の場を移したドゥンビア選手もこのアカデミー出身である。

今後、ASECミモザからJリーグへと加入する選手がますます増えたとしても何の不思議もない。

【ASECミモザの紹介動画】
https://www.youtube.com/watch?v=Sq3L7UzNktY

編集長編集長

ASECミモザからJリーグへの移籍を期待!



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