こんにちは。編集長です(https://twitter.com/YAMATO22224)。

今回は悲しいお知らせです。

編集長がジンバブエにいた際に、ジンバブエサッカー協会が代表監督への給与未払いのためにロシアW杯への出場資格をはく奪されるという大変悲しい事件がありました。

そして今回、

再びガーナでサッカー協会による不正が発覚したのです。

アフリカサッカーが抱える“闇”について見ていきましょう(涙)

潜入取材で明らかになったガーナ協会の腐敗・・・

ガーナサッカー協会会長で、アフリカサッカー連盟のNo2、さらにはFIFA本部のメンバーにも名を連ねるクエシ氏(Kwesi Nyantakyi)がビジネスマンを装った潜入取材中の記者から“ガーナサッカーへの投資”だという名目で日本円にして約650万円を受け取ったことが判明しました。


(現金を袋に入れるクエ̪シ氏)

FIFAは不当な金銭なやり取りを規定で禁止しており、この一連の事件の発覚を受けてガーナ政府はガーナサッカー協会の一時解散を命じました。

また、この映像の中で以前本ジャーナルでも特集したケニア人レフリーとしてロシアWカップにもエントリーされていたアデル氏(Adel Range Marwa)が日本円にして約6万円を“プレゼント”として受け取っていたことも併せて発覚し、W杯でのレフリー権をはく奪されました。

(現金を受け取るアデル氏)

【閲覧注意】金銭のやり取り映像はこちらから!
https://www.youtube.com/watch?v=SuZapHfr2Vo

協会の腐敗がアフリカサッカーにもたらす闇

サッカー協会の腐敗。

これは、アフリカサッカーの進歩を大きく妨げています。

自分のことを最優先に考えてしまう権力者が大会の賞金や参加費、援助金を私利私欲のために使ってしまうのです。

そういえば、昔JICA(青年海外協力隊)で働いていた際に編集長はこんな提案をしたことがありました。

“アフリカのサッカーを本気で発展させていくために必要なのはコーチではなく、サッカー協会などがしっかり機能するようにマネジメントできる人ではないか?”

つまり、

このような腐敗や協会の機能停止が起きないようにしっかりとした“枠組み”を作れる人材ことが求められているのだと考えていたのです。

残念ながら、この提案に関しては、

“当事者の命の危険があるから”

という理由で却下されてしまいましたが、このような形で不正がどんどん明るみに出ることは良いことであると思います。

しかし、

不正をしなければならないような経済などを含めて、もっともっと深い所にそんな原因がある気もしますが・・・

ジンバブエもガーナも南アフリカもサッカー協会による汚職がなければ今頃もっともっと強豪国になっていただろうと思うと少し悲しいですね。

この事件を機に少しずつ流れが良い方向に向かっていくことを願います。



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